3月11日(日)の「ビートたけしスポーツ大将 2時間SP」(テレビ朝日系)に、“イケシオペア”こと、元バドミントン選手の池田信太郎と潮田玲子が参戦する。

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2011年の全日本総合選手権混合ダブルスで優勝、2012年ロンドンオリンピック混合ダブルスに日本代表として出場したイケシオが挑戦するのは、2017年の全国中学校バドミントン大会の団体戦で猪苗代中学(福島)の連覇に貢献し、女子ダブルスでも準優勝した廣上瑠依さんと山浦波瑠さんという15歳ペア。

通称“ヒロヤマペア”が4点のハンデをもらい、11点先取の1セットマッチで対決する。

2012年ロンドンオリンピックの後、ジャパンオープンプレーして以来5年ぶりのペア復活となったイケシオについて、解説の陣内貴美子は「ブランクがかなりありますね」と分析。

潮田は「子供を2人も生んでいますし、ハンデはあげたくなかったです。ガチンコでやりたい! と思ったのですが、こちらはパートナーが男性なので仕方がないかな」と不安を口にする。

そんな潮田に対して池田は「潮田が本気になって頑張るハンデは4点ぐらいと思って」と2度目の出場とあってか、余裕を見せる。

対する中学生ペアは、池田の強烈なスマッシュを想定して男子選手と練習をしてくるなど対策も万全。さらに、(前衛の)潮田をなるべく後ろに回して動かしたい、と戦略を練る。

池田の予想通り、4点のハンデが効果を発揮してか、それとも中学生ペアの予想以上の実力のおかげか、試合は白熱の大接戦に…。

ビートたけしは、「イケシオペアは良い男と美人のペア。映画が撮れそうだね。潮田さんはハンデがきついと言っていたけど、子供2人を背負って戦ってもいいんじゃないかと思ったよ。バドミントンは試合が始まって相手の弱点が分かるからね。どっちが勝つかは全く予想がつかないよ」と語った。

また、陣内に「私がしゃべることがない! 困る!」とまで言わしめた、たけしバドミントン解説にも注目だ。

――以下、池田信太郎、潮田玲子のコメント

■ 池田信太郎コメント

前回はハンデが0点で余裕があったので、今回はハンデを何点にしようかと考えました。ハンデをつけて競り合うことで自分も集中できるので。あと潮田がどれぐらい動けるかなと思ったのですが、SNSでめっちゃ走っていたので準備しているなと(笑)

今日は後半競り合いになった時に練習してきた形が出てきて気持ち良かったですね。最初は遠慮がちに「潮田、前だよ」と言っていたのが、後半は「潮田、前! 前!」って(笑)。現役の時のような声がけやスピーディーな動きができたし、頭の中の切り替えも当時の感覚がよみがえって懐かしかったです。少しだけ時代がタイムスリップした感じでした。

中学生ペアは力強かったですが、自分たちの思い通りのプレーをするのは得意でも、(2人の)間に球を落とすと混乱していた。経験を積むともっと成長できると思います。

たけしさんの解説はポイントを取った場所だけでなく、その前のラリーとか2人の気持ちとか広い視野で捉えていましたね。

バドミントンは男子も女子もメダルの可能性があるので、これからの世代は目標も立てやすいと思います。国内の競争は厳しいと思いますが、その分精神面で強くなったり、パートナー同士で同じビジョンを持てなければ勝ち抜くことは困難だと思うので、協力しながら一つの目標に向かって頑張ってもらいたいです。

■ 潮田玲子コメント

今回のお話をいただいたときは、ブランクを取り戻そうと、空いている時間にランニングをしたり、バドミントンの練習もしました。それだけ私にとっても挑戦、受けて立つということではなかったですね(笑)

池田選手とのペアは久しぶりでしたが、現役のころを思い出しました。もっとやりたかったと思うぐらい楽しかったです。でも11点先取の1セットマッチで良かったです(笑)

中学生ペアは球が重かったですね。レシーブも思ったより食い込まれる感じだったので、しっかり対応しなきゃと思いました。自分が中学生のころより絶対に強いと思います。

たけしさんはバドミントンに詳し過ぎて、本当によく見ていらっしゃるなという印象でした。バドミントンは組み立てが大事で、いくらスマッシュが良くてもそれを生かす配球とか、コンビネーションが重要なんです。そこを指摘されていたので、本当にすごいなと。「スマッシュの前の球がいいんだよ」と言われた時はすごくうれしかったですね(笑)

今は日本のバドミントンがすごく強いので世界から追われる立場、という私たちとは違う状況にあると思います。その中で若い人たちには日本の強さをずっと継承して欲しいですね。東京オリンピックなどを見て刺激を感じながら上を目指して欲しいです。(ザテレビジョン

(写真右から)陣内貴美子、池田信太郎、潮田玲子、ビートたけし、山浦波瑠さん、廣上瑠依さん