ロシアモスクワで人気の老舗ロシア料理店が、日本初上陸。3月12日(月)、「GODUNOVTOKYO(ゴドノフ東京)丸ビル店」が、丸の内ビルディング5階にオープンする。そこで今回は、オープンに先駆けて行われたメディア向け試食会に、記者が参加してきた。

【写真を見る】ビーツを使用した赤いスープが目をひく「ゴドノフ特製!牛タンの煮込みのボルシチ」(税抜1400円)。手前の白いクリームが“スメタナ”

ロシア料理の定番である「ボルシチ」や「ピロシキ」はもちろんのこと、日本ではあまり馴染みのない「サラダオリビエ」、ロシアパンケーキデザート「シルニキ」など、全36種類のメニューがそろうゴドノフ東京。

同店を運営するワールドリカーインポーターズが、ビールとワインの輸入販売を手掛けていることもあり、お酒が充実しているのも嬉しいポイント。メニュー表には、世界各国のビールやワインをはじめ、126種類ものドリンクがずらりと並ぶ。

メニューの中には東京店オリジナルのタパスもあるが、まずはロシアの本店と同じ料理を味わってみたいもの。なかでも、同店ならではの個性が光る「ゴドノフ特製!牛タンの煮込みのボルシチ」(税抜1400円)は必食!料理が運ばれてきた瞬間から、赤みがかったスープに驚くはずだ。

ゴドノフのボルシチは、ビーツを使用したフルーティーな味わいが特徴。ロシアサワークリームスメタナ”が添えられているので、味の変化も楽しめる。そこで記者も半分ほど食べたところで“スメタナ”を入れてみると、酸味と共にコクがアップ!スープに浮かぶ牛タンも、口の中でホロホロと崩れるほど柔らかい。日本でよく知られているボルシチとは異なるものの、日本人の口にも合いやすく、新感覚のおいしさに大満足!

ボルシチと並んでよく知られているロシア料理といえば、ピロシキだ。同店では「卵とネギ」「牛肉と玉ねぎ」「豚肉と玉ねぎのカレー」「マッシュポテトキノコ」の4種類(各種より2個税抜500円)を用意する。

この中で、日本オリジナルの「豚肉と玉ねぎのカレー」のみ揚げており、その他は焼いて仕上げているそう。自家製の生地で具材を包んだピロシキは、サクッと軽くジューシー。ぜひさまざまな味を食べ比べてみてほしい。

ロシアならではのデザートも見逃せない。「シナモンの香るシルニキ」(税抜1000円)は、カッテージチーズ好きにはたまならい一品。カッテージチーズにシナモンレモンの風味を加え、小麦粉と卵を合わせた生地を揚げて作る、パンケーキ風のデザートだ。ほんのり温かな生地に、カッテージチーズの優しい酸味とシナモンの香りが折り重なる。

なお、アラカルトの他に3種類のコースがあり、価格は税抜3480円~とリーズナブル。平日11時15時ランチタイムには、「ゴドノフ東京オリジナル クリームチキンストロガノフランチ」(税抜1200円)をはじめ、約3種類のランチメニューを提供する。

東京ではなかなかお目にかかれない本格ロシア料理を味わいに、ぜひ足を運んでみては?ロシアトリップしたような、非日常的な体験を楽しめるはずだ。(東京ウォーカー・水梨かおる

自家製の生地で作るこだわりの「ピロシキ」(2個税抜500円)は、4種類がラインアップ