言わずと知れたケンタッキー・フライドチキンKFC)」は、世界各地に店舗を展開する人気フライドチキンチェーン

しかし、世界で画一的なメニューを販売しているわけではなく、それぞれのの人々のニーズや嗜好に合わせてメニューの内容を変えています。

今回ご紹介したいのは、「日本ケンタッキーより断然おいしい」と在住日本人のあいだでも評判のタイケンタッキー

タイ=フライドチキン」というイメージはないかもしれませんが、実はタイは路上の屋台やナイトマーケットなど、あちこちでフライドチキンが売られているチキンです。

在住日本人も太鼓判を押すタイケンタッキーの実はいかに・・・

筆者がやってきたのは、フラワーマーケットとして有名なパーククローン市場に隣接するショッピングスポット「ヨートピーマン・リバーウォーク」の2階にある店舗。

チャオプラヤーに面したクリーム色の洋建築に入る店舗には、従来のケンタッキーイメージとは異なる上品な雰囲気が漂います。

今回のお当ては、タイオリジナルメニューライスウル。つまりはどんぶりです。

ケンタッキーご飯ものとは驚きですが、タイに進出しているファストフードチェーンは本来のメニューに加えてご飯ものを用意しているところが少なくありません。

ライスウルには揚げたチキンをトッピングしたものと、グリルしたチキンをトッピングしたものがあり、筆者はフライドチキン玉ねぎやパクチーチリウダーなどを載せた「カオ・ヤム・ガイセープ」を注文。値段はドリンクセットで69バーツ(約230円)という庶民価格です。

店舗によっては英語メニューが用意されていることもあるようですが、ない場合は「ライスウル」「クリスピーチキン」「スパイシー」の3で伝わります。

それに加え、在住日本人も賞賛するフライドチキンを注文。こちらも、タイならではのホットチキンを選びました。お値段は1ピース37バーツ(約120円

注文するときに驚いたことが、セットのドリンクペプシセブンアップの2種類しかなかったこと。

甘い炭酸飲料しかないなんて、日本なら「お茶など甘くない飲み物はないのか」「フルーツジュースはないのか」などとクレームが出るところでしょうが、甘ーいドリンクが好きなタイの人々は気にならないのでしょうか。

実際、日本ケンタッキーには、ウーロン茶100パーセントオレンジジュースなど、より多なドリンクメニューっています。

さて、タイケンタッキーオリジナルの「カオ・ヤム・ガイセープ」お味は、すっぱ辛いラープ(タイ東北地方料理の代表格で、挽肉ハーブ唐辛子ナンラーライムなどで味付けしたサラダ料理

ケンタッキーの「カオ・ヤム・ガイセープ」は、小ぶりのフライドチキンメインにして、玉ネギネギを散らし、ラー味に仕上げています。

日本人染みのあるタイ料理、パッタイガパオライスとは味の方向性がまったく違う、すっぱ辛いこの味付けは日本人には好き嫌いが分かれるところでしょう。チキン自体はサクサクしていておいしいのは間違いありませんが、チキン自体も辛いので辛いものが苦手な人にはツライメニューといえます。

もうひとつ特筆すべきは、どんぶりにもかかわらず汁気がほぼないということ。日本では、丼ものといえばご飯がたれに浸るようにするのが普通ですが、タイではそういう習慣がないらしくパウダーで味付けしているので、日本人ならタレが欲しくなるところかもしれません。

っぱさと辛さがともにガツンと迫ってくるこの料理。言葉で表現するには限界があるので、ぜひ現地でどんなものか確かめてみてください。

続いてホットチキンタイではこれがスタンダードサイズですが、日本ケンタッキーチキンよりもずっと大きいと評判なんです。

レイが大きめなので、写真ではこの大きさがうまく伝わらず残念ですが、マンガなどに出てきそうなおがたっぷりついたジューシーチキン。「ホットチキン」といいつつ見たはまったく辛そうではありませんが、衣の内側にスパイスが練りこんであるようでしびれるような辛さです。

ライスウルとあわせて酸っぱい×辛い×辛いという刺的なコンビネーションになってしまいましたが、こんなケンタッキーが味わえるのもタイならでは。

チキンのほうは激辛とまではいかず、日本人でも「辛ウマ」の範囲で食べられるレベルでしょう。噂通り、タイケンタッキーのフライドチキンは大ぶりでジューシーでお得感満載でした。

どこにでもある世界チェーンであっても、そこにしかないメニューがある。現地のローカル食堂で食べるのもいいですが、時にはあえてチェーン店で現地ならではの食文化にふれてみるのもいいかもしれません。

【世界のケンタッキー】タイのケンタッキーには丼メニューが存在する!タイのKFCオリジナルのピリ辛メニュー「カオ・ヤム・ガイセープ」を食べてみた