ジュピラープロリーグベルギー1部)第30節(最終節)が11日に行われ、FW豊雄太の所属するオイペンホームロイヤル・ムスクロンと対戦した。

 最下位の16位のみが自動降格となるベルギーリーグにあって、前節終了時点で最下位オイペンと15位のメヘレンは同勝ち点で並んでおり、勝ち点が同じ場合に優先される当該チーム同士の対戦成績も1勝1敗。両者を分けていたのは得失点差「1」のみだった。

 残留のために勝利が欲しいオイペンだったが、試合は0-0のまま着状態が続いていく。一方のメヘレンは同時に行われた試合で57分までに2点のリードを奪っており、オイペン最低でも3点のリードを奪う必要が生じていた。

 極めて厳しい状況下で57分にピッチへと送り出された豊は、自らのプレーによって苦にあったチームを鼓舞していく。73分に左サイドで得たセットプレーからルイス・ガルシアクロスを上げると、豊が頭で合わせてゴールに流し込む。ベルギーでの自身初得点を挙げると同時に、チームに待望の先制点をもたらした。

 直後の76分には、右サイドから上がったクロスを豊が足元に収めてから、グラウンダーでガルシアにパスを戻して見事なミドルシュートでの得点を呼び込む。アシストを記録し、チームの2点を演出してみせた。

 豊の勢いはこれだけに留まらず、80分には右サイドのCKからガルシアが上げたクロスに、フリーになった豊が合わせて強いヘディングを叩き込み、この試合2得点を挙げてチームリードを3点に広げる。

 いよいよ順位を逆転させられる状況となったチームの残留を決定づけたのは、この試合でよりもいていた男だった。89分、豊シュートのこぼれ球を収めようとしたディフェンダータッチが大きくなったところを見逃さず、ボールを奪ってゴールへと押し込む。途中出場でハットトリックという快挙を成し遂げ、チームにとってこの上なく大きな4点をもたらした。

 試合はそのまま4-0で終了。全4得点に絡む豊の奮闘で崖っぷちからったオイペンは、順位を15位に上げて奇跡的な残留を成し遂げた。豊57分からの出場で3ゴール1アシストというがかり的な活躍を見せ、チームの逆転残留に大きく貢献している。

スコア
オイペン 4-0 ロイヤル・ムスクロン

【得点者】
1-0 73分 豊雄太(オイペン
2-0 76分 ルイス・ガルシア(オイペン
3-0 80分 豊雄太(オイペン
4-0 89分 豊雄太(オイペン

チームを残留へ導く原動力となった豊川雄太(写真はファジアーノ岡山所属時のもの) [写真]=JL/Getty Images for DAZN