2月26日に開かれた海外ドラマ『ウォーキング・デッド8』のプレミア上映会に、お笑いコンビ品川庄司品川祐FUJIWARA原西孝幸が登壇。同作の舞台がアメリカということもあり「このドラマに出演してほしい」と、活動拠点をニューヨークに移した後輩芸人、ピース・二にエールを送った。一部マスコミでは、仕事オファーが殺到し、ニューヨークで再ブレークの兆しとの報道もある部だが、どうも現実はそう甘くないようだ。

 2015年部の相方である又吉直樹が『火』(文藝春秋)で第153芥川賞を受賞。それを機に、又吉は文化人としても活動のを広げるようになり、一方の部は自らの方向性を模索するようになった。そして、部は16年10月突然会見を開き、「アメリカビッグになる」と、翌174月からニューヨークを拠点に活動することを宣言。その後、就労ビザの関係などで手続きが遅れたこともあり「アメリカに行く行く詐欺」とも揶揄されたが、予定より半年遅れで、昨年の10月米国に移住した。

 当初、中学生レベル英語だった部だが、一部メディア情報によれば、死ぬ気で勉強。今では日常会話レベルならバッチリだという。その成果もあってか、部は2月アメリカハワイホノルルで開催されたサッカー大会『パシフィックリムカップ2018』のチャリティアンバサダーに選出された。また、アメフト番組『オードリーNFL楽部』(日本テレビ系)の取材現場に偶然にも遭遇し、出演。現地リポーターとして、レギュラー出演の打診もされたという。

 また、18年になり、部はアメリカ公式HPを立ち上げた。同サイト内の仕事依頼のページメールが殺到しているという報道もあるが、報じられた仕事はどれも日本人向けか、ネイティブ英語が要されないものばかりのようだ。さらに、部の所属する吉本興業は、08年に米国最大手のタレントエージェシーであるクリエティヴ・アーティスツ・エージェシーと業務提携。世界最大手の映像配信事業会社・ネットフリックスシアトルに本拠を構えるインネットサービス世界大手のアマゾンと共同で映画製作に乗り出している。それこそ、吉本を借りればいくらでも仕事はあるだろう。

 しかし、部がすのは、ハリウッド映画への出演である。アメリカでは毎日のようにテレビCMのオーデションがあるため、ネイティブ英語ができれば、俳優として活躍の可性を広げることができるだろう。ところが、部は日常会話程度こそマスターできたものの、アメリカショービジネスに通じる英語マスターするには、まだ時間を要しそうだ。また、ハリウッド映画に出演するためには、全映画俳優組合というユニオンに入らなければならない。

 日本だけで大本営的な話題が先行しても、部のためにはならない。ハリウッドスターへののりはまだまだ遠い。まずは、ネイティブ英語マスターすることが先決だろう。

ピース・綾部祐二