アーセナルが、トゥールーズに所属するU-20フランス代表GKアルバン・ラフォンの獲得に迫っているようだ。11日付でフランス紙『レキップ』が報じている。

 国際サッカー連盟FIFA)の傘下にあるスポーツ国際研究センター(CIES)が発表した「欧州で活躍が期待される若手有望株」ランキングでパリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペを抑え、2位に選出されたラフォン。1位に輝いたのは同じく若くしてミランで活躍するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマだった。

 “フランスドンナルンマ”と称されるラフォンは、わずか16歳と10カ月の時にリーグ・アン史上最年少GKとしてトップチームデビューを果たす。以降守護神として活躍し、ここまで公式戦通算95試合に出場している。

 同紙によると、次期フランス代表守護神との評価を受けるラフォンには、ナポリローマも関心を示していたが、獲得レースでアーセナルが一歩リードしている状況のようだ。

 アーセナルには、11日に行われたプレミアリーグ第30節でリーグ通算200回目の無失点試合を達成した元チェコ代表GKペトル・チェフが守護神を、コロンビア代表GKダビド・オスピナが控えを務めているが、来年には前者は36歳、後者は30歳となるため、クラブは長期的な目でラフォン獲得に本腰を入れ始めた模様だ。

「活躍が期待される若手有望株」ランキングでは2位に選出されたラフォン [写真]=Getty Images