リーグ終戦に後半12分から途中出場 キャリア初の1試合3ゴールで残留に導く

 ベルギー1部オイペンのFW豊雄太は現地時間11日のリーグ最終節でロイヤル・ムスクロン戦の後半12分から途中出場。怒涛の勢いでゴールに迫り、3得点1アシストチームを逆転残留に導く出色のパフォーマンスを見せた。現地メディアでは「思いがけないヒーロー」と報じられ、指揮官クロード・マケレレ監督らからも賞されている。

 豊ピッチに送り出された時点で、残留を争うメヘレンは別会場のゲーム(ワースラント・ベベレン戦)で2点をリード。得失点差で順位が決まる状況でその差は「3」に広がっていた。

 チームとして最低でも3点が必要な状況で、豊は大仕事をやってのけた。同28分にFWルイス・ガルシアクロスからヘディングで移籍後初ゴールを奪うと、その3分後にはガルシアゴールをお立て。そして同35分には再びガルシアアシストから豊が頭で追加点を奪った。

 そして迎えた試合終了間際の後半44分、豊はペナルティエリア内で相手DFの背後からボールをかっさらい、そのまま右足で蹴り込んでハットトリックを達成。4-0で勝利を収めたオイペンはメヘレンを逆転し、劇的な残留を決めた。


マケレレ監督も絶賛「全ての若手は見習うべきだ」

 ベルギーメディア「WALFOOT.be」は「ユウタ・トヨカワは思いがけないヒーロー」と加入2カチーム救世主となった豊を称えている。記事では、豊は試合後にまだたどたどしい英語でキャリア初のハットトリックについてや、「ヒーローになった。素晴らしいこと」とコメントした様子などが伝えられている。

 チーム関係者も豊の活躍に驚嘆し、称賛を送っている。

 オイペンテクニカルディレクターを務めるジョシプ・コロマー氏は「彼が3得点し、決定的な働きを見せたことは驚きだ」と、豊が嬉しい驚きを提供したとった。チームを率いる元フランス代表MFのマケレレ監督は「全ての若手はユウタを見習うべきだ」と絶賛している。

 また、同僚選手も殊勲の豊を持ち上げた。35歳のベテランFWエムバイェ・レイエは「今日の試合で彼以上に決定的と呼ぶにふさわしい選手はいなかった。彼がヒーローになってくれて、本当に本当に嬉しい。彼はハードワーカーで成功のために一生懸命仕事をしている」と日本からやってきた小柄なアタッカーの活躍を喜んだ。

 2018年3月11日ベルギーに“トヨカワ”の名前が一気に知れ渡った。


Football ZONE web編集部)

オイペンのFW豊川雄太は後半12分から途中出場、3得点1アシストとチームを逆転残留に導く出色のパフォーマンスを見せた【写真:Getty Images】