日本人の礼儀正しさは中国でも有名だが、それは庭におけるしつけと大いに関係があると言える。この点、中国とは実に対照的であるが、いったい何が違うのだろうか。中国メディアの捜は5日、日本での生活経験のある中国人の観察から、「日本母親の育児観」を紹介する記事を掲載した。

 この中国人筆者によると、日本での生活は「小さいことでいちいち驚かされた」という。例えば、3歳くらいの子どもスーパーで棚から落ちた商品を自発的に棚に戻していたり、団地の集まりで大勢いた3歳以下の子どもたちが、皆静かに母親に抱かれたり隣に座ったりして待っていて、ぐずっても「シー」と言われただけで「魔法をかけたように」おとなしくなった、と驚いた様子で紹介した。子どもが騒ぎ走り回る中国では「信じられない」だ。子どもが騒いでいても、親も他人もも注意する人がいないのが中国だ。

 これは、がどのように子どもを育てるかと関係していると言えるだろう。記事は、日本では親自身が子どもの世話をすると紹介。中国では同居している祖が子育てを手伝ったり、お手伝いさんが子どもの面倒を見たりするケースが多い。しかし、祖の世代やお手伝いさんは往々にして子どもを甘やかしてしまい、礼儀は教えてもらえないと問題点を摘した。

 また、親が子どもに教えるマナーとして特に強調されるのが「人に迷惑をかけない」ことだと分析。ここでいう「人」とは、家族や親せき、友人のみならず、知らない人も含まれ、共の場所では大を出すなど他人に迷惑になるような行為をしないよう幼い時からしつけられるのだと論じた。

 さらに、「感謝の心と羞恥心」を育む教育も大きな要素だと筆者は分析。日本では「ありがとう」と「すみません」をよく聞くので、数えたところ1日に何十回も言われていたそうだ。日本人の生活には感謝羞恥心が深くしみ込んでいると感心している。
 
 中国では子どもに対して甘い人が多く、共の場所でも子どもは何でも許されるという潮があり、トイレではない所で小便をさせるもごく普通に見られる。子どものしつけがきちんとできるようにならなければ、中国人の多くが願う「民度向上」の達成は難しいのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供123RF

「シー」と言うだけで「魔法をかけたように」おとなしくなる日本の子どもに震撼=中国メディア