中国外交部の王毅・部長64)は8日、全人民代表大会(全人代)関連記者会見で、日本に好感を持つ民、いわゆる「精日分子」について、「中国人の堕落者だ」と発言した。これを受けて、中国内世論が非難を強めた。一方、一部の中国人ネットユーザー海外ソーシャルメディアを通じて、外相の発言が当局の民族義を利用したプロパガンダ宣伝だと批判した。

 中国政府系メディアによると、中国インターネット上では、貶す言葉としての専門用「精日本人」、あるいは「精日」が今流行っている。

 中国・法治日報は、「精日本人とは、自らの行動や思想などにおいて、日本人であるとみなしている中国人のことだ」とし、「精日本人の中で畳を使い、顔絵文字をよく使い、道路を渡る時がなくても信号で止まるなど、日本社会ルールで自らをする人たちだ」と説明する。

 内の報道によると、2月20日中国金山日中戦争跡地では、中国人男性2人が旧日本軍軍服を着て写真撮影したのち、インターネット上に投稿した。南警察当局は22日、それぞれ四と江出身の20代男性2人を身柄拘束した。また、2人に対して15日間拘禁した。警察当局は「法に基づいての措置だ」としたが、どの法律なのかを明確に示していない。

 また、同23上海市民氏が、ソーシャルメディア・微信(ウィーチャット)で、「南京大虐殺30万人が殺された。少なすぎる」など書き込んだ後、上海警察当局に5日間拘留された。

 8日の記者会見の終盤で、会場から離れようとしている王外相に対して、ある中国人記者が「南京大虐殺被害者を侮辱した精日分子らの行動が民族義のレッドラインえました。外相はどう思いますか」と質問した。これに対して、王外相長は前述の発言をし、怒りをあらわにした。

 王外相の発言を受けて、全政治協商会議(政協)の一部の代表が、精日行為を厳罰する「国家の品格と民族の尊厳を守る法」の立法を提案した。内政府系メディアや専門が次々と擁護する姿勢を示した。

 厳格な言論統制の下にある中国内では、当局の導で精日への批判が強まっている。

 しかし、内で利用できないツィッターなど、海外ソーシャルメディアでは、王部長の発言を非難するが上がっている。

 「王外相が精日を糾弾した。他のネットユーザーが直ちに、精ソ連、精ロシア、精とは中国共産党を意味する隠語)の堕落者らがいっぱいいると摘した」

 「王外相から初めて精日という言葉を知った。外相は、精日分子を厳罰するよう立法すると言った。では、日本侵略行為に感謝して日本戦争賠償をめなかった毛沢東、周恩来の精日行為も批判しなければならない。日本製品が大好きな中国人がたくさんいるので、これも精日行為に当たるか?厳罰するのか?」

 「毛沢東中国共産党こそが中国人クズだ!1961年、毛が日本社会党所属の国会議員黒田寿男氏と会った時、"日本の『皇軍』が大半の中国を占領していたからこそ、中国人民にとっては他に出路がなかった。それだから、自覚して、武装しはじめたのです。多くの抗日根拠地を作って、その後の解放戦争日本戦後共内戦]において勝利するための条件を作りだしました。日本の独占資本や軍閥は『よいこと』をしてくれました。もし感謝する必要があるならば、私はむしろ日本の軍閥に感謝したいのです"と発言した。この発言は中国政府系の「中新網」が大いに報道したのに」

 王毅外相は大学時代に日本語を専攻し、2004年9月から07年9月まで駐日本中国大使を務めていた。

翻訳編集・哲)

中国外交部の王毅・部長(64)は8日の記者会見において、日本に好感を持つ国民、いわゆる「精日分子」について、「中国人の堕落者だ」と発言した。(DUFOUR/AFP/Getty Images)