一見すると、和服を着た女性の写真と思ってしまうほど、リアルに描かれた人物画がTwitterで注目を集めている。

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この人物画「薄桜」は、主に油絵具で写実的な絵画を描いている画家・岡靖知さんの作品。淡い光に照らされて佇む女性の一瞬の表情を切り取っている。「薄桜」では、ほんのり赤みを帯びたきめ細かな白い肌や、後れ毛の一本一本まで描かれた髪、手の筋や着物のしわなど、細部までリアルに表現。一方、背景は絵とわかるように描かれており、リアルな人物とのギャップによって、絵画全体は幻想的な雰囲気を醸している。


「薄桜」に加えて「梟の森」「碧い瞳」「永劫の迷宮」の計4作品を岡さんがTwitterに投稿したところ、「写真にしか見えない」「8K画質の絵や..」「何か“今を生きてる”感じが素晴らしい」といった驚きや称賛の声が殺到。また、「この女性はモデルがいるのですか??それとも架空でしょうか?」「着物の人物画と森の中の人物画に惚れましたw」「描かれている女性達の絵があまりにも私の好みのタイプ過ぎ」など、絵画の女性に魅せられた人からのコメントも相次ぎ、大きな反響となっている。


岡さんによると、モデルは実在の人物だが、描く過程で理想化しているとのこと。また、絵画の良し悪しを決めるとして、目を一番緊張して描きこんでいるという。岡さんは個展などで作品を展示販売しているが、人気の作品には購入希望が集まるため抽選となっている。次回展示を行う際はTwitterなどで告知するとしている。






画像提供:岡靖知(@yasutomooka)さん