第2次世界大戦で敗戦した日本は連合国側に戦争賠償と戦後補償を支払った。一方、中国政府は1972年の日中共同声明で戦争賠償の請求を放棄したが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国は日本による侵略によって多大な被害を受けたというのに、なぜ賠償を受けなかったのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、戦争では敗戦国が戦勝国に賠償金を支払うのは国際的な慣例であるとしたうえで、中国は日本との戦いによって多くの人が犠牲になり、経済的な損害も極めて甚大なものとなったと主張。

 さらに、戦後、連合国側は日本の賠償額を決めるための委員会を設置し、中国も賠償請求を日本に提出したと指摘する一方、当時の中国は国民党政権による中華民国であり、内戦状態にあったと紹介。共産党との争いに敗れた国民党は1949年に台湾に移転し、共産党中華人民共和国を建国したが、1951年サンフランシスコ平和条約の締結の場に中国は招請されなかったと指摘、これは米国が中国を叩くためにとった措置であると主張する一方、中国は賠償請求を放棄しなかったと論じた。

 その後、中国は日本と平和条約を締結した際に戦争賠償の請求を放棄したとしながらも、日本は戦後賠償としてインドネシアフィリピンミャンマーベトナムなど多くの国に賠償を行ったと指摘。中国は日本によって多大な被害を受けたにもかかわらず、賠償を放棄したのは納得できないことであり、日本に莫大な賠償金を支払わせておけば、日本経済の発展を遅らせると同時に、中国はより早くに発展することができたはずだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国は日本から戦争賠償を受け取るべきだった=中国メディア