森友文書の書き換え問題で政局が揺れる中、立憲民主党・蓮舫参議院議員(50)のTwitterでは”春の椿事”ともいえる光景が目撃され、話題となっている。

 蓮舫議員は9日の夕方、自身のTwitterで「まっとうな政治を。」と、わずかに一言だけのツイートをした。折しも佐川宣寿国税庁長官(60/財務省前理財局長)の辞任が報道された直後のタイミングで、おそらく蓮舫議員は「トカゲシッポきり」と揶揄される一連の安倍政権の対応を指しての発言と思われる。

 ところが、この一言に対して、瞬く間にTwitter利用者から非難するコメントが殺到して大炎上。批判する数百件もの返信コメントが付いてしまったのだった。

『「ブーメランよ!」『蓮舫!?』『また!?』『みなさん伏せて!』」というコラージュ漫画を筆頭に、「国会サボってまっとうですか?批判だけしてまっとうですか?」「まずは、あなたの国籍についてまっとうな説明してくださいな」「『まっとうな・・』のまの字の政治も出来なかった3年3ヶ月。その後の5年は、全く変わらないどころか更に劣化した無責任野党の皆さん」「アンタにそっくりそのままお返ししますよ(笑)」「たまにはブーメランが戻ってこないツイートをして下さい」などとするコメントが、延々と繰り広げられたのであった。

 政治家にとっては「批判も人気のうち」とはいえ、あまりのカウンターである。わずか一言で、ここまでの反論をくらうのは辻希美(30)か、上西小百合(34)並みの注目度ともいえる。具体的に意見を述べているワケではなく、抽象的なコメントであったがゆえに、逆にこれまでの政治家・蓮舫の生き方・姿勢についての鬱憤が飛び出したという側面もあるだろう。

 ともあれ、読売新聞社が行った最新の世論調査(3月9~11日・RDD方式)をみると、森友文書疑惑の影響で安倍政権の支持率が6%低下したものの、野党の支持率は微増すらしなかった(共産党のみ1%上昇)という結果が出ている。世間が望んでいるものは、おそらく蓮舫議員ら野党がやっきになっているものと別物なのだろう。17年1月24日参議院本会議で蓮舫議員が安倍晋三首相(63)に対して発した「そろそろ他者を批判して自分の身が肯定されるというのは改めて頂きたい!」という名言を、いまこそ立憲民主党のみなさんにお返ししたい。

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