歴史的な勝利を収めたCLの一戦で、バスケスがサンチェスを“股抜き”

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦が現地時間13日に行われ、第1戦をスコアレスドローで終えていたセビージャスペイン)が敵地でマンチェスター・ユナイテッドイングランド)を2-1で撃破し、クラブ史上初のベスト8進出を果たした。この歴史的な一戦で、イタリア代表MFフランコ・バスケスが見せた美技の動画をCL公式インスタグラムが紹介し、思わぬ反響を呼んでいる。

 試合は0-0の緊迫した展開のなか、残り時間が20分を切ってから大きく動く。セビージャを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が、後半27分にフランス人FWウィサム・ベン・イェデルを投入。そして直後の同29分にベン・イェデルが大きな先制点を奪うと、その4分後にも追加点を奪い、ユナイテッドの反撃を1点に抑えて敵地で見事な勝利を収めた。

 セビージャにとっては歴史的な1勝となったが、その一戦でイタリアの技巧派MFが見せた美技が脚光を浴びている。CL公式インスタグラムが「困難な状況から自らを救う方法」とのコメントを記して1本の動画を投稿。バスケスが左サイドスローインを受け左足でトラップするが、ややタッチライン際に流れてしまう。そこに右側から、ユナイテッドのチリ代表FWアレクシス・サンチェスインターセプトを狙い接近。前方にタッチラインが迫っており、スペースがない状況のなか、バスケスは左足でボールコントロールしてサンチェスの股下を鮮やかに抜き危機を脱した。

 このプレー動画を受けて、コメント欄には「モンスター」「おしゃれ」「なんて股抜き」とバスケスの美技を称えるファンの声も届いたが、大半は股抜きを許したサンチェスを揶揄するものだった。


「サンチェスを笑い者のように見せる方法だ」

 サンチェスは今冬の移籍市場でアーセナルからユナイテッドに移籍。英紙ではプレミアリーグ史上最高の週給50万ポンド(約7400万円)、年俸換算で約40億円と伝えられ、伝統の背番号7が与えられるなど攻撃陣の新たな軸として期待されたが、ここまで公式戦10試合に出場してわずか1得点と低調なパフォーマンスとなっている。

 そのため、この股抜きされた動画にも「サンチェスを笑い者のように見せる方法だ」「サンチェス…エミレーツに戻ってきたい?」「週給50万(ポンド)を股抜き」など、揶揄する声が殺到。また前任の背番号7で、ユナイテッド在籍1年半で不発に終わったオランダ代表FWメンフィス・デパイ(リヨン)を引き合いに、「ネクスト・メンフィス」と記されたコメントもあった。

 大型補強を敢行しながらCLベスト16で姿を消したユナイテッド。その象徴的存在の一人であるサンチェスも、大きな屈辱を味わう結果となっている。


Football ZONE web編集部)

バスケス(右)がサンチェス(左)を“股抜き”【写真:Getty Images】