西島大介と、ライターマンガ原作者として活躍するさやわかが監修を務めるマンガ家育成スクール「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」が、第2期生の募集を行っている。

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第2期の実施期間は、4月1日から2019年3月31日まで。新たなゲスト講師に黒瀬陽平、田中圭一、ヒロユキ、古屋兎丸を招き、伊藤剛、師走の翁、田亀源五郎、武富健治、横山了一も第1期から継続して参加する。また西島大介は今期より講師ではなく“ひらめき☆プロデューサー”に就任。授業でも、技術力に収まらないマンガ家としての総合力を鍛える「ひらめき」の授業が年6回実施される。そのほか同人誌即売会COMITIAへの出展、作品制作・講評を伴わない聴講生の募集、マンガ単行本を刊行する「ひらめきレーベル」の設立など、新たな展開が多数用意された。

正規受講生の定員は25名で、受講料は29万1600円。聴講生は15名を募集し、参加には14万5800円がかかる。応募締め切りは3月27日だが、先着順につき予定人数に到達次第受け付けは終了。3月17日には第1期の最終講評会を実施予定で、ニコニコ生放送を使った無料中継も行われる。また3月23日にはゲンロンカフェで無料説明会を開催。主任講師のさやわかが第2期のプログラムについて解説し、聞き手として大井昌和も出席する。

さやわか(主任講師)

マンガのことを語り続けよう。それが僕たちの使命だ。

今の時代に、マンガを作る技術、マンガ家の立場、マンガという表現のあり方は、どんどん移り変わっている。それらすべてひっくるめて、つまりは「新しい時代のマンガの作られ方」を、みんなで考えて、自覚的に学んでゆく。僕たちはそれを、続けなければいけない。

なぜそう思うのか?

「ひらめき☆マンガ教室」第1期をやっているあいだ、受講生から、また講義をネット配信などでご覧になった方から、気になる意見をいただくことがあった。それは「マンガなんて、面倒なことを考えず、好きなように描いて、楽しんで読めば、それでいいんじゃないですか?」というものだ。

たしかにそうだ。マンガは娯楽で、描くのも読むのも、楽しいものだ。描き手の思いを直截に描き出せるし、読み手も、それをダイレクトに味わえる。そこが、マンガ素晴らしいところだ。

けれど、上記のような意見を受けて思うのは、その表現を実現するために、マンガ家たちがどれだけ工夫して、うまく思いが伝わるように研鑽努力しているのかは、まだまだ十分に知られてはいないんだな、ということだ。そしてまた読者の立場でも、ふだん自分たちがどんな読み方をしてマンガをうまく味わっているのか、それがどんなにすごいことか、まだまだ気付いていないのではないか。

それを知れば、マンガはもっと面白くなる。描き手はマンガを通して、自分の創造力をさらに羽ばたかせることができる。読み手はそのコマが、台詞が、物語が、なぜ面白いのかをより具体的に知ることができる。

第1期では、現役のマンガ家たちが、その神髄を受講生に伝えてくれた。受講生たちもその教えに学んで、次第に理解を深めて、自覚的な表現や語りを生み出してくれた。ひらめき☆マンガ教室は、そういう場として起動することに成功したのだ。

そこで、第2期を開催する。この場所を、マンガについて自覚的に考え、表現し、語る、そんな人の集まる場所として継続したい。この理念に基づき、まず西島大介はひらめき☆プロデューサーに就任して、作家としての自己プロデュース戦略を開花させるという「ひらめき」ならではの指導を担当する。そして第1期から継続の講義体勢については引き続きゲスト講師陣にご協力いただき、さらに洗練された講義プログラムを準備した。

作り手と読み手、双方の立場から、今のマンガのすごさをもっと伝えて、次の世代へ受け継ごう。あなたも、その一員になってほしい。

西島大介(ひらめき☆プロデューサー)

悪いけど、ひらめけば、勝ち。

「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」第2期のメインビジュアル。