海月姫」(フジテレビ系)の芳根京子、「ドルメンX」(日本テレビ)の志尊淳、堀井新太、「明日の君がもっと好き」(テレビ朝日系)の森川葵、「バイバイブラックバード」(WOWOWライム)の城田優、「賭ケグルイ」(TBSほか)の高杉真宙に森川、「幕末グルメ ブシメシ!2」(NHK BSプレミアム)の萩原みのり…そして「わろてんか」(NHK総合ほか)の葵わかな。

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この1~3月に放送されている連続ドラマに主要キャストの1人として出演してきたこれらのメンバーに共通するのが、2年半前にある学園ドラマに主要メンバーとして出演していた俳優・女優たちということ。

そのドラマこそ、2015年7月期にTBS系で放送された「表参道高校合唱部!」だ。

同作は、青春真っただ中の高校生たちが「合唱大好き!」という型破りなヒロイン・真琴(芳根)と出会い、「合唱」に巻き込まれていくうちに、本当に輝ける場所を見つけていく青春ストーリー

前述のメンバーでいえば城田以外は当時まだ“次世代スター候補”に過ぎなかったが、2年半の間に劇的に取り巻く環境は変わった。

思えば「表参道高校合唱部!」は、ヒロイン役の芳根を含め、高校生の合唱部メインキャストを、1000人以上の中からオーディションで選抜。演技力・歌・カリスマ性を兼ね備えたキャストが抜てきされた。

今でこそ月9の主演を堂々務め上げた芳根も、本作が連ドラ初主演のフレッシュヒロイン。この作品で天真らんまんな主人公を見事に演じ切り、2015年7月期が対象の「第86回ドラマアカデミー賞」にて、最優秀主演女優賞を受賞した。

そんな芳根を含め、当時の主要キャストが、現在ドラマや映画に舞台と大活躍中。オモコー“卒業後”の主な出演作を紹介する。

芳根京子…“合唱バカ”の主人公・香川真琴役

“オモコー”卒業後すぐに公開された志尊主演の映画「先輩と彼女」(2015年)でヒロインに、その後話題の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016年フジテレビ系)でも“最終章”にゲスト出演し、2016年下期“朝ドラ”「べっぴんさん」(NHK総合ほか)で念願の朝ドラヒロインに。

2017年朝ドラ後すぐに日曜劇場「小さな巨人」(TBS系)に出演、夏には映画「心が叫びたがってるんだ。」でヒロイン、「わさび」で主演を務め、2018年は1月期に「海月姫」で月9初主演、そして3月18日(日)スタートの連続ドラマ「イノセント・デイズ」(WOWOWライム)レギュラー出演に、21日(水・祝)公開の「ボス・ベイビー」では初の吹き替え声優、その後主演映画「累 -かさね-」も控えている。

■ 志尊淳…真琴の理解者で人気者・夏目快人役

重い病気を抱えながら真琴を支える爽やかイケメンを演じた志尊。“オモコー”卒業後、芳根と共演した映画「先輩と彼女」に主演、翌年には映画「全員、片想い」で主演、2017年には「帝一の國」に「覆面系ノイズ」「探偵はBARにいる3」という話題の映画に立て続けに出演した。

ドラマも「きみはペット」(フジテレビほか)で主演、「植木等とのぼせもん」(2017年NHK総合)ではのちの小松政夫に扮(ふん)し、2018年になると1月に「女子的生活」(2018年NHK総合)で女装ヒロインとして主演、先日最終回を迎えた「トドメの接吻」(日本テレビ系)では狂気をはらんだ美青年に、放送中の連ドラ「ドルメンX」(日本テレビ)では宇宙人役で主演している。

■ 吉本実憂…学校イチの美少女・谷優里亞役

裏番長的な存在“優里亞様”として大きなインパクトを残した吉本。卒業後、同年「罪の余白」でダークヒロインになるのと同時に、10月期の月9ドラマ「5→9〜私に恋したお坊さん〜」(2015年フジテレビ系)では一転して清純派のお嬢様に。

最近では濃厚なキスシーンも話題になった「クズの本懐」(2017年フジテレビほか)で主演、「さくらの親子丼」(同、フジテレビ系)では悩みを抱える準メインキャラ2018年には主演映画「レディ in ホワイト」が秋に公開予定だ。

■ 森川葵…合唱部員・引田里奈役

優里亞のグループから真琴ら合唱部に。メンバー随一の歌声を誇る里奈を演じたが、卒業後は映画「ドロメ 【女子篇】」(2015年)で主演、同年に連続ドラマテディ・ゴー!」(フジテレビ系)主演、翌年「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016年フジテレビ系)に出演しインパクトを残すと、「プリンセスメゾン」(2016年NHK BSプレミアム)でも主演。

なお、2016年には女優業だけでなく、トークバラエティーA-Studio」(TBS系)でMCに抜てきされ、2017年春まで務めた。ほか、映画「恋と嘘」で主演、2018年には1月期に「賭ケグルイ」「明日の君がもっと好き」で掛け持ち出演、6月には映画「OVER DRIVE」の出演も控える。

その他、現在大河ドラマ西郷どん」(NHK総合ほか)や「ドルメンX」(日本テレビほか)に出演中の堀井新太は、野球少年でのちに合唱部に入る桜庭大輔役で出演。

2017年から18年にかけて主演を含め10本以上の映画出演、2017年10月期から2018年4月期まで3クール連続で連ドラレギュラー出演と、近年最もブレークした若手俳優と言っても過言ではない高杉真宙が、衝撃ビジュアル引きこもり合唱部員・宮崎祐役で出演していた。

また、2016年ドラマスシャル「狙撃」(テレビ朝日系)で尾野真千子の少女期を演じ、2017年には映画「ブルーハーツが聴こえる」「心が叫びたがってるんだ。」と話題作に出演、「ハローグッバイ」では主演を務めるなど、実力派女優として活躍する萩原みのりは、地味に生きてきた合唱部員・佐々木美子役。

そして、昨年映画「サバイバルファミリー」にメインキャストの1人として出演し、同年大反響を呼んだ朝ドラひよっこ」では主人公幼なじみ爽やかに演じた泉澤祐希が、合唱部部長・相葉廉太郎役を務めた。

■ 主要キャスト以外も注目俳優がズラリ

ほか、音楽を愛するピアノ少女・桐星成実役の柴田杏花は、ドラマ・映画になった「咲-Saki-」(2016・17年)などに出演。

優里亞(吉本)の取り巻きだったものの反旗を翻す少女・竹内風香役の小島梨里杏は、時代劇「子連れ信兵衛」(2015・2016年NHK BSプレミアム)シリーズや「3人のパパ」(TBSほか)など連ドラのほか、映画「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」(2016年)で主演、「暗黒女子」(2017年)に出演し、「天才てれびくんYOU」(NHK Eテレ)にレギュラー出演中。

同じく優里亞の取り巻き・相原ほのか役の長谷川ニイナは、2017年10月期の「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)などに出演し、男子の“1軍”メンバー・ 石川翔役の赤楚衛二は放送中の「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)で仮面ライダークローズに扮している。

表参道高校以外の出演者にも意外な出世メンバーが!

さらに、上京するまで真琴と同じ合唱部に所属していたハスミンこと蓮見杏子役で、放送中の朝ドラ「わろてんか」ヒロイン・てん役、4月期も日曜劇場「ブラックペアン」(TBS系)が決まっている葵わかな。

真琴の妹・真弓役で「クハナ!」(2016年)で主演、最近も「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(2017年)などに出演した、“チビまれちゃん”こと松本来夢。

優里亞の義弟・谷俊介役で、天才子役からイケメン若手俳優に成長中の濱田龍臣武田玲奈、唐田えりかに加え、4月期朝ドラ「半分、青い。」(NHK総合ほか)でヒロイン・鈴愛を演じる永野芽郁も、優里亞のライバル女優役でゲスト出演していた。

もっと言えば主題歌「好きだ。」を歌ったLittle Glee Monsterは、2017年10月期「陸王」(TBS系)の挿入歌「Jupiter」を歌い話題を呼び、年末の「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)へ初出演を果たした。

オーディションに裏打ちされた演技力

主演の芳根を筆頭にオモコーを“卒業”した後、大活躍しているキャストがこれほどまでに多いのは、やはり合唱部の生徒役が大勢の中からオーディションで選抜された“次世代のスター”たちがキャスティングされたからこそ。

ドラマTBS」が演技力、スター性という観点で選んだだけあって、当時はまだそこまで名の知れた役者ではなかったものの、安定した演技力で放送を終えたときに多くのファンが彼らのとりこになったのだろう。

ドラマはもちろん、キャスト自身も実力があるからこそ、その後一気に大ブレークという形ではなく、着実に実績を積み重ね、今やドラマ・映画に欠かせない俳優・女優として存在している。今後も局や映画、舞台、作品問わず活躍が期待される。(ザテレビジョン

芳根京子は3月21日(水・祝)公開の映画「ボス・ベイビー」で初の吹き替え声優を務める