「美しいものが美しいのではない。美しく使われているものが、美しいのだ」

東京都交通局は、東京の交通インフラを支える「整備現場」にフォーカスした写真集「MAINTENANCE」を3月20日に発売する。情報発信プロジェクト「PROJECT TOEI」の一環。

撮影場所は、馬込車両検修場、志村車両検修場、大島車両検修場、木場車両検修場、大江戸線駅構内、大江戸線トンネル内、荒川車両検修所、東京さくらトラム都電荒川線)新庚申塚停留場王子駅停留場、品川自動車営業所、巣鴨自動車営業所、新宿駅西口バスターミナル錦糸町駅南口バスターミナル

撮影・著者は、世界的写真家集団「マグナム・フォト」所属の写真家、マーク・パワー。

東京都交通局は、鉄道やバスの整備現場を外国人の視点でとらえると、日本人にはない斬新な気づきが生まれるのではないかとの考えから、外国人写真家による写真集制作を企画。

今回、撮影を依頼したマーク・パワー氏は、これまで建築現場や製造現場のバックヤードを撮影してきた写真家。本格的に鉄道やバスの整備現場を取材・撮影したことは初めて。

また、東京都交通局も、整備現場の密着取材に全面協力し、整備をテーマとした写真集を手がけるのは初めて。

発行部数は1500部。A4縦型、ハードカバー、160ページ、PETケース入り。価格は3800円。発行元は青幻舎。

販売は全国の書店、amazon等オンライン書店、都営地下鉄主要16駅(五反田駅新橋駅浅草橋駅日比谷駅水道橋駅巣鴨駅、高島平駅、市ヶ谷駅、馬喰横山駅、本八幡駅上野御徒町駅、門前仲町駅、大門駅大江戸線)、青山一丁目駅都庁前駅練馬駅)の駅長事務室。

まさに、英国人写真家が感じた“用の美”が詰まったディープな一冊―――。

収録写真の一例