スパイク・チュンソフト開発中サバイバルRPGザンキゼロ」(PlayStation 4 / PlayStation Vita)のデモが,サンフランシスコで開催中のイベントGame Developers Conference 2018」会場にあるスパイク・チュンソフトブースで行われた。
 2017年4月に制作発表が行われ,同年9月にはティザートレイラーが公開されて以来,ほとんど新情報が出てこない,謎の本作。プロデューサーの寺澤善徳氏やゲームデザインの菅原隆行氏など,「ダンガンロンパシリーズを手がけたスタッフが制作する完全新規IPということで,気になっていた人も少なくないはずだ。


 本作の物語は,主人公の1人が,南の島で目を覚ます場面から始まる。人類はすでに滅亡しており,廃墟となったビルが海面から姿を見せるなど,文明崩壊の理由は分からないものの,かなりの天変地異が起きたことを思わせる。
 主人公となるのは,人類最後の8人だが,彼らは全員クローン人間とのことだ。彼らの寿命はわずか13日で,一定の時間が経過すると急速に老化するというからすごい感じ。ただ,死んでも「エクステンドマシン」に入れることで,子供の姿に再生される。これまでの記憶もそのままだ。彼らはこうして生と死を繰り返していく。



 既報のとおり,各キャラクターキリスト教の「7つの大罪」をモチーフにしており,たとえば金の装飾品をつけたキャラクターは「強欲」を表すといった案配だ。7つの大罪なのに8人いるのがおかしなところだが,8人目である「サチカ」の存在が物語のキーになるという。


 プレイヤーは,4人でパーティを組んでミッションをこなすのだが,ミッションを与えてくれるのが,レトロな雰囲気のテレビに映し出される「エクステンドTV」という番組だ。雰囲気は,白黒テレビ時代のアニメそのままといった白黒画面で,番組内に登場するショウミライミッションをくれたり,ゲーム世界の説明をしてくれたりする。ダンガンロンパシリーズにおける,モノクマ的な立ち位置だろう。


 パーティを組み「エクステンドマシンパーツを探す」というミッションを受けたのち,一人称視点で薄暗いビルの中を進んでいくと,突然現れたのがヤギだ。かなり凶暴なヤギで,全員で協力してなんとか倒す。ヤギごときに,と思ったが,キャラクターが子供なので仕方がない。そのうち,メンバーの1人が殺されてしまった。



 キャラクターは,死ぬとその場に持っていたアイテムを落とす。サバイバルRPGと銘打たれているだけに,ゲーム世界を生きぬことは,なかなか困難だ。凶暴なヤギや,なぜか羽根の生えたブタと戦って勝たなくてはならないだけでなく,トイレにもいかなければならないし,食事もしなければならない。
 食料も資源もかなり乏しいようで,それらをなんとかやりくりしながら生き残っていくのだ。だからといってアイテムを持ちすぎると,それもまたストレスになるので,仲間が落としたアイテムを拾うかやめるかも悩みどころ。

 無事(1人死んでいるが)にミッションを終了させると,スコアがもらえる。このスコアも重要で,これがないとエクステンドマシンを使えなくなり,仲間を再生できなくなるのだ。ゲームを進めるにあって,いったんジリ貧になったらどんどん落ちていきそうで,やりごたえのありそうなシステムになっている。
 ちなみに,モンスターとの戦いで負けそうになっても,ベースにはいつでも戻れるので,その点は安心だろう。しかし,もらえるスコアは半分になってしまう。


 集めた資材で,施設を改善することもできる。たとえば,ヤギを倒して肉を手に入れても,そのままでは食べられないので,他に拾ったアイテムを使って調理室を作る必要がある。また,トイレが不衛生だとキャラクターストレスが溜まるので,こちらもキレイにする必要がある,といった具合だ。


 キャラクターステータス画面はファミコン時代を思わせるものになっており,エクステンドマシンレトロアーケード筐体をイメージしている。探索中,右上に出るミニマップはマス目状で,昔のゲームダンジョン攻略で使った方眼紙を思い出さずにはいられない人もいるはずで,グラフィックスは非常に個性的だ。

 ゲーム中には,8つのダンジョンが用意されており,それぞれが,各キャラクタートラウマや記憶に深く関係しているという。それらをすべて攻略することがゲームの目的となるが,短いデモでさえ,あまりにも独自の世界観にクラクラしてきた筆者としては,まだ語られないことがいろいろあるように思えるので,ゲームは一筋縄ではいかないものになっているはず。
 発売は今夏予定とのことで,続報を楽しみにしたい。

リンク「ザンキゼロ」公式サイト


■「STEINS;GATE ELITE」のデモもチェック

 スパイク・チュンソフトのブースではほかに,「STEINS;GATE ELITE」(PlayStation 4 / PlayStation Vita / Nintendo Switch)のデモも行われていた。
 2009年リリースされたアドベンチャーゲームSTEINS;GATE」のおおむね10周年を記念して,STEINS;GATEフルアニメーションとした“アニメ化リマスター”となる本作。ゲームでは,ストーリーの分岐次第で,アニメSTEINS;GATEには出てこなかった場面も出てくるが,そういう場面も,すべてフルアニメーションに置き換えたという気合の入ったタイトルだ。


 ちなみに,PlayStation 4版とPS Vita版の初回特典は,北米では手に入らなかった「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム HD」になるそうで,熱心な地元メディアが,かなり濃い質問をしていたのが印象的だった。
 STEINS;GATE ELITEの発売日は,今のところ2018年内ということ以外は未定だが,発売を待っている人は多いのではないだろうか。

リンク「STEINS;GATE ELITE」公式サイト


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関連タイトル
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PS4 STEINS;GATE ELITE
Nintendo Switch STEINS;GATE ELITE
PS Vita STEINS;GATE ELITE

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[GDC 2018]こんなゲームだったのかと驚かされる「ザンキゼロ」の新情報をレポート。「STEINS;GATE ELITE」のデモも行われる