(Andrea Zangrilli/iStock/Thinkstock)
競馬、競艇、カジノ…その独特の高揚感が魅力のギャンブル。そのなかで、最も身近な存在と言っても過言ではない「パチンコ」の先行きに、暗雲が立ち込めている。
■1年間で420店舗の減少
矢野経済研究所(東京都中野区)によると、2017年12月末の全国パチンコホール経営企業数が、前年12月末比で177社減少し3,244社、店舗数は、420店舗減少し1万258店舗であったと、『日刊工業新聞』が報じた。
このパチンコ産業の現状は、娯楽の多様化や、ここ数年のパチンコ産業に対する規制の厳しさが原因と見られており、2月に導入された「出玉規制」も相まって、集客数はさらに低下すると予想されているという。
■「1軒もなくてもいい」
今回の報道に対し、ネットでは「1軒もなくていい」といった、パチンコ産業の衰退に賛成するコメントが相次いでいる。
「1軒もなくていい」
「減少を暗いことのように取り上げているのに違和感を感じる。それよりもまだ1万店以上あることに驚かされる。なくなったって個人的には構わない」
「もっと早くから、もっと厳しい規制をかけておけば、人生救われた人も多いと思う。1日も早く撤廃してほしい」
「どんどん、なくなっていいと思います。景観上も良くない店が多い」
■「昔はよく行っていた」
また、「昔はよく行っていた」「時代の流れ」など、現行のパチンコの仕組みになってから行かなくなったという意見も見られた。
「もともとは100円からできる、ちょっとした時間つぶしに小遣い稼ぎができたらラッキー程度の大人のゲーセンだったのに、射幸性(ギャンブル性)高めて、身を持ち崩す中毒者を出して大儲けなんて、長く続くわけがなかったんだよ」
「俺も30年近くパチスロやってるけど、最近はほとんど打たなくなった。そのくらいつまらない」
「印象として、1つの娯楽文化としては、20年くらい前が終焉だったのかなと思う」
■ギャンブルで使ったお金はもったいない?
しらべぇ編集部では、全国20~60代のギャンブル好きな男女235名に「お金について」の調査を実施。「今までギャンブルに使ったお金をもったいないと思う」と答えた人は、全体で55.7%という結果になった。
(©ニュースサイトしらべぇ)
「もったいない」と思いながらも、ハマってしまうのがギャンブルの面白さなのだろう。
そのくらいの魅力がギャンブルにはあるので、今回の報道では、「パチンコ反対派」の声が多く見られたが、「パチンコ賛成派」にとっては、なんとも寂しいニュースだったのではないだろうか。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代のギャンブルが好きな男女235名(有効回答数)
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