田嶋会長がパリで直接通達、ハリルホジッチ監督の様子を明かす

 日本サッカー協会JFA)は9日、JFAハウス記者会見を行い、日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督の解任を発表し、西野朗技術委員長の後任監督就任を発表した。約2カ月後に迫ったロシアワールドカップ(W杯)を前に異例の人事となり、ハリルホジッチ監督に契約解除を伝えた様子を田嶋幸三会長が明かしている。

「このたび、公益財団法人日本サッカー協会4月7日付でバヒド・ハリルホジッチ監督との契約を解除しました」

 そう切り出した田嶋会長は、7日付けでハリルホジッチ監督に自らの口で直接伝えたという。ハリルホジッチ監督とは度々コミュニケーションを取って来たという。「報道に敏感な人で、そのたびに話をしてきた。ずいぶん前ですが、メディアからハリルさんに解任を伝えるつもりはなく、言うなら直接言うと伝えた」という背景もあり、「4月7日にパリのホテルで会った」と振り返る。

「紙1枚でも構わないと言われたが、彼が必死で日本代表を強くしてワールドカップ予選を突破したことを考え、礼を尽くして直接言うことを決めた」

 パリに直接赴いた田嶋会長がハリルホジッチ監督に内容を伝え、その時の様子について「ビックリしていたのが印象だった」という。さらに「まさかという動揺や怒りもあったのは事実だ。どうしてだという理由も聞かれた」と、指揮官は突然の事態に驚きを隠せなかった模様だ。ハリルホジッチ監督は納得がいかず、理由を求めていたという。

「その理由を羅列するつもりはなく、事実として契約解除を伝え、総合的ないくつかのことがあるのは事実だが、辞めていただく方を傷つけるよりも事実を伝えた。彼は納得のいかない、この時期なのかという反応だったが、私の決断を伝えた」

 契約解除を決定した時点で一線を引いたという田嶋会長。思わぬ事態に直面したハリルホジッチ監督は困惑しながらも代表チームから去る形となったようだ。(Football ZONE web編集部)

バヒド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】