中国から見ると日本は公共施設はバリアフリー化が進んでいて、幼児や高齢者、妊婦などに対する配慮があると言われる。しかし、中国メディア快資訊は2日、なぜ日本人は公共の乗り物で高齢者に座席を譲らないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 「尊老愛幼」という言葉がある中国では年配者を敬う考え方が社会に定着していて、公共交通機関では高齢者に座席を譲るのがごく当たり前に行われている。それゆえ日本のバスや地下鉄の車内で立っている高齢者の姿を見ると、中国人は驚き「なぜ日本人は年配者に席を譲らないのか」と疑問を感じるという。

 もちろん、日本人でも席を譲る人はいるが、敬老の精神が重視される中国では乗り物内で高齢者が立っている姿はほぼ見られないゆえ、逆に日本では「高齢者が敬われていない」と感じるようだ。しかし、記事は日本の状況について「もし座ることを必要とするほど体が動かないなら、バスや電車は使用しない」と主張したうえで、高齢者自身も「周囲の人に迷惑をかけることを嫌うため、席を譲られることを必ずしも望まない人も多い」と紹介。

 また、日本では「立っているのは自分の健康の為にもなる」と考える高齢者もいるとし、これは日本人が小さい頃から健康や運動に対して高い意識を持っているためと分析。さらに、日本では小学生ですら1人で公共交通機関を利用して通学するケースもあるとおり、日本人子どものころから自立していて、この自立心は高齢者になっても失われないがゆえに、高齢者は席を譲られなくても文句を言わないのだと強調した。

 高齢化が進む日本だが、近年は若々しい高齢者も増加している。ひと昔前の日本でも高齢者に席を譲るのは当たり前のことだったが、時代と共に尊重の仕方も変化してきていることが分かる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本人がバスや地下鉄で高齢者に座席を譲らないのはなぜ? =中国メディア