人類(イェーガー)とKAIJUの死闘を描くSF大作「パシフィック・リムアップライジング」で主演を務めるジョン・ボイエガさんとスティーヴン・S・デナイト監督が、映画のPRのため来日しました。同作は人類とKAIJUの死闘から10年、再びKAIJUが侵略を開始し、人類側も新たに建造したイェーガーで迎え撃つSF人気シリーズの第2弾。オトナンサー編集部では、人気シリーズの主演を務めるプレッシャーKAIJUの進化のアイデアなどについて2人に聞きました。

前作から10年後くらいがちょうどいい

Q.ボイエガさんに質問です。今回のお話が来た時の率直な感想をお願いします。

ボイエガさん(以下敬称略)「とても興奮しました。新しい顔ぶれと新しい解釈で話を展開していくところで、とても可能性があるものだと思うし、シリーズを広げていくこともうれしく思いました。以前、ギレルモ・デル・トロ監督が続編をやるのかやらないのかと話題になっていました。いろいろな人が続編を期待していたし、私も続編を希望していました。レジェンダリーがまたやりたりと思っていることを聞き、さらに参加できることになり興奮しました」

Q.今作を前作から10年後に設定した理由は何でしょうか。

デナイト監督「5年後だと技術的に劇的な進化は見られない、10年後くらいがちょうどいいと思いました。また環太平洋防衛軍の立て直しという意味で、イェーガーも次世代機ということでデザインや性能を刷新し、大量生産していることも見せていけると思いました。10年後ですから技術的にも性能的にもデザイン的にも洗練され、よりスピーディーで、よりパワフルなイェーガーを見られます。またコックピット内の技術やデザインも変わっていて、前作はパイロットが手も足も固定されていて可動性がよくありませんでしたが、今回は足元がマグネット式にアップグレードされ、パイロットも自由に動けるようになっています」

Q.イェーガーKAIJUの戦闘シーンはとても興奮しました。KAIJU側の進化についても教えてください。

デナイト監督「KAIJUたちも前回よりも凶暴でパワーアップして、ディティールも細かくなっています。でも前作で描かれたKAIJUの特徴は生かさなければいけません。例えば、KAIJUの血管のよう筋や青い血のようなものはそのままです。それを踏まえて新しいKAIJUのデザインを作りました。今回の最大の見せ場で、最後に出てくるKAIJUは注目ポイントです。前作までのKAIJUとは一線を画した設定とデザインになっています」

Q.お気に入りのイェーガーKAIJUを教えてください。

ボイエガ「イェーガーはいつも悩みますが、セイバーアテナにしておきます。その日の気分によって変わります(笑)KAIJUはライジンです。こいつはヤバイです。他のKAIJUと違い一度もおじけづいたり、ひるんだりすることがなかったからです」

デナイト監督「私もセイバーアテナです。KAIJUは、今回の最後に出てくるKAIJUです。セイバーアテナコンセプトから一目ぼれで、パッと見て『イエス!』と言ったくらい気に入りました。ポップカルチャーとか日本の漫画の影響も強く受けた素晴らしいデザインです。最後に出てくるKAIJUはとても苦労しました。おかしな見た目にならないように試行錯誤して最終的にあの姿になりました」

ボイエガ「最後に出てくる奴は、パブでけんかしている人みたいな戦い方をしていてヤバイ(笑)

Q.登場人物の“あのシーン”について何か言われましたか。

デナイト監督「不思議と何も言われませんでした。この映画は三部作という設定で作っており、1作目を作りながら2作目を考え、2作目を作りながら3作目を考えているので、そういう意味で十分しゃべりすぎた気もします(笑)。次があるとしたら、今回の出来事については次の作品に重要な意味合いを持ってくるものと期待してください。人気キャラを退場させることはリスクが高いのですが、自分の手がけたドラマシリーズは人気キャラをすぐ殺しちゃうことで有名だったりします。その後のストーリーに響くこともありますが、逆に男だろうが女だろうが子どもだろうが、主役だろうが脇役だろうがキャラを殺すことはストーリーに必要性がある場合に限られます」(エンタメチーム

(左から)スティーヴン・S・デナイト監督、ジョン・ボイエガさん