韓国メディア日本代表の監督交代劇をレポート 「解任という衝撃療法を選択」

 ロシアワールドカップ(W杯)開幕まで約2カ月と迫るなかで日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が電撃解任され、新指揮官に西野朗氏が就任したことについて、韓国メディアも一斉に報じている。

 各メディアは西野新監督の経歴を紹介しており、総合ニュースサイトニュース1」は「日本代表ハリルホジッチ監督の後任に“ベテラン”西野技術委員長を選任」との見出しをつけて報道。総合ニュースサイトニューシス」は「西野監督は1996年アトランタ五輪に日本を28年ぶりに出場に導いた指導者」、「Jリーグ柏レイソルガンバ大阪ヴィッセル神戸名古屋グランパスなどで監督を務めて、通算270勝を達成。Jリーグ歴代最多勝の指導者」と紹介。さらに「2016年3月から日本サッカー協会の技術委員長を務めた」と伝えている。

 一方でスポーツ総合サイト「スポータルコリア」は、「日本の衝撃療法、西野氏の選択は急速な火消しのため」と少々刺激的なタイトルで記事をまとめている。

「最近のAマッチ3試合連続で勝利なしの結果と急激に落ち込んだ試合内容から、本大会でも同じことが繰り返されるのかという懸念があった。結局、本大会まで残り2カ月という短いスパンで、解任という衝撃療法を選択した」と伝えている。

 ただ、それは“良い意味での選択”と「スポータルコリア」は指摘していた。


「不仲説が囁かれた中心選手たちが復帰する可能性が…」

「現在の日本の選手一人ひとりの特性はもちろん、チームシステムをよく知っているという点では、素早くW杯本大会に向けた準備を整えることができる」

 さらに「縦に向かうサッカーよりも、日本の長所である細かいパスワークで攻撃を展開するスタイルに戻ると見られる。それに加えて、(ハリルホジッチ監督との)不仲説が囁かれていた中心選手たちが復帰する可能性が大きい」と伝えており、今後への期待に含みを持たせている。

 ただ、チームをここから立て直すには、時間がないのは誰もが感じていることだろう。最後に同サイトは「ベテランの国内監督を選んで、(ハリル解任騒動の)火消しをしたが、本大会につながっていくのかは未知数だ」と締めくくっている。


(金 明昱 / Myung-wook Kim)

韓国メディアは「ベテランの国内監督を選んで、(ハリル解任騒動の)火消しをした」と報じた【写真:Getty Images】