4月20日(金)よりで放送されるドラマ「鳴門秘帖」(毎週金曜夜8:00-8:45NHK BSプレミアム)の試写会が行われ、山本耕史、野々すみ花、早見あかりが出席した。

【写真を見る】初挑戦の殺陣を褒められ早見あかりは恐縮!

同作は、これまで何度も映像化されてきた吉川英治の名作。幕府転覆計画が記されているという「鳴門秘帖」を手に入れるため、虚無僧姿の美剣士・法月弦之丞(山本)と、女スリの見返りお綱(野々)が、阿波二十五万石への侵入を試みる姿を描く。

山本は、オファーを受けたときのことを「“鳴門秘帖”が“鳴門市長”に聞こえて、最初市長さんの話かと思った」というエピソードを披露し、会場の笑いを誘った。

そんな山本が演じるの弦之丞は、物静かで影のある役どころ。「自分は弦之丞と違ってポジティブ。自分が思う“静”を意識して、僕ができる弦之丞を演じることができれば」と役づくりについて語る。

また、野々や早見も山本と同じように自身と演じる役の性格が正反対だと言う。

普段はおっとりしているという野々は、「お綱は“静”の人物が多いこの作品の中で比較的明るい役。その明るさを出していくことを頑張った」と話し、普段活発な早見は、「(演じる)千絵は、とにかくずっと弦之丞を思い続けている。千絵の“弦之丞が好き”、というあふれる気持ちを表現することを一番に考えた」とそれぞれの役のポイントを明かした。

さらに、同作の見どころになっているのがダイナミックでスピーディーな立ち回り。

時代劇や立ち回りの経験がある山本だが、「他の作品は1話に立ち回りが1回ある程度。今回は3回、4回あるので大変」と話す。尺八や短い刀を使っての立ち回りは初挑戦だったが、「殺陣師の方がその場でつけていくので練習はなし。そういう意味でも新しい挑戦だった」と撮影を振り返った。

一方、早見は立ち回りに初挑戦。早見に立ち回りの基礎を教えたという山本は「はじめは刀を抜くことすらできなかったけど、のみ込みが早かった。筋はいいと思います」と絶賛。早見は小さな声で「ありがとうございます」と礼を述べ、恐縮しきりだった。(ザテレビジョン

会見に登壇した早見あかり、山本耕史、野々すみ花(左から)