タイのメッシことチャナティップが49位、本田は42位にランクイン

 英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、毎年恒例となっている「アジア人選手ベスト50」企画を実施。世界でプレーする全てのアジア人選手を対象に、カウントダウン形式で発表される。まずは50位から31位が公開され、日本人選手ではパチューカの日本代表FW本田圭佑らがランクインした。

 最初に登場した日本人は、柏レイソルの日本代表GK中村航輔だ。「すでに日本で最高のGKとしての地位を確立している」と評価された23歳の守護神は、“先鋒”の50位で登場。寸評では今後1年以内に欧州のクラブに向かうことになるだろうと展望しており、世代を代表するタレントとして注目されている。

 Jリーグ組では、“タイのメッシ”こと北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFチャナティップが49位、昨季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で大会MVPに輝いた浦和レッズのMF柏木陽介が45位に入った。

 注目の海外組では本田が42位にランクイン。ワールドカップ(W杯)2大会で得点を挙げている唯一の日本人選手として紹介され、昨季のクラブW杯ではパチューカの一員としてプレーしてチームを3位に導く活躍が評価された。

 その他、「舞台の演出家」として表現されたアンデルレヒトの日本代表MF森岡亮太が43位、昨季からクラブのキャプテンを担うハンブルガーSVの日本代表DF酒井高徳が40位となった。


31位までの日本人最上位は36位の大迫

 今回発表された50位から31位のなかで、日本人最上位となったのはケルンFW大迫勇也の36位。多くの日本人選手が活躍するブンデスリーガで昨季公式戦9得点、そして今季は6得点を挙げるなど、コンスタントにゴールを奪っていることが認められた形だ。

 最終的に、50位から31位では日本人選手6人が入ったが、果たして後日発表予定の「トップ30」には誰がランクインしてくるだろうか。
 
「フォー・フォー・トゥー」誌選出のアジア人選手50位から31位は以下のとおり。

50位 中村航輔(柏レイソル/日本代表GK)
49位 チャナティップ(北海道コンサドーレ札幌/タイ代表MF)
48位 サイード・エザトラヒ(アンジ・マハチカラ/イラン代表MF)
47位 サレム・アル=ドサリ(アル・ヒラル/サウジアラビア代表MF)
46位 アリ・アリプール(ベルセポリス/イラン代表FW)
45位 柏木陽介(浦和レッズ/日本代表MF)
44位 ブラッドジョーンズフェイエノールトオーストラリア代表GK)
43位 森岡亮太(アンデルレヒト/日本代表MF)
42位 本田圭佑パチューカ/日本代表FW)
41位 マーク・ミリガン(アル・アハリ/オーストラリア代表DF)
40位 酒井高徳(ハンブルガーSV/日本代表DF)
39位 ファハド・アル=ムワラド(レバンテ/サウジアラビア代表FW)
38位 ヤーセル・アル=シャハラーニー(アル・ヒラル/サウジアラビア代表DF)
37位 ハン・グァンソン(カリアリ/北朝鮮代表FW)
36位 大迫勇也ケルン/日本代表FW)
35位 ソク・ヒョンジュン(トロワ/韓国代表FW)
34位 ナム・テヒ(アル・ドゥハイル/韓国代表FW)
33位 メフディ・タレミ(アル・ガラファ/イラン代表FW)
32位 マラト・ビクマエフ(ロコモティフ・タシュケントウズベキスタン代表MF)
31位 アリレザ・ベイランヴァンド(ベルセポリス/イラン代表GK)


Football ZONE web編集部)

31~50位の上位三人(左から)大迫勇也、酒井高徳、本田圭佑【写真:Getty Images】