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2007年にゲームブランドKeyからWindows用ゲームとして発売され、2012年秋からはアニメ放送が予定されている、大ヒット恋愛アドベンチャーゲーム『リトルバスターズ!PlayStation Vita版をプレイしてみました! このレビューを担当させていただく私はゲームブランド、Keyさんの大ファンである、いわゆる鍵っ子であり、非常に楽しくプレイさせていただきました

“友情”がテーマのこの作品、ストーリーがかなりしっかりしていて、感動要素はもちろんのことKeyブランド特有のシュールなギャグ”もふんだんに盛り込まれています。また、基本プレイ内容は従来のノベルゲームどおり、選択型のゲーム形式を採っているのですが、「リトルバスターズ!」ではそれに加えて複数のミニゲームが収録されており、ひとつのお楽しみ要素になっています。

ネット上で話題になった高画質や、タッチスクリーン機能、以前は声だけの登場だった、陰ながら人気を集めていたキャラクターあーちゃん先輩が冬服姿で登場するなどPlayStation Vita版ならではの新要素も楽しめます。

☆キャラクター
直枝 理樹(なおえ りき) “異様ににぎやかな青春を送る普通の少年”

物語の主人公。幼い頃に両親が亡くなり、ひどく落胆してた時期に“リトルバスターズ”と名乗る少年たちと出会い、元気づけられた。その時から“リトルバスターズ”のメンバーとなった。馬鹿な行動をする周りの人間に対して、唯一の常識人でツッコミ役という重要な役どころである。

棗 恭介(なつめ きょうすけ)CV:緑川 光 “あらゆる日常をミッションにするリーダー”

メンバー唯一の3年生。みんなのリーダー的存在で、クールな容姿から女子のファンも多いが、少年漫画が好きという気さくでお茶目な面もある。行動力があり、根っからの遊び好き。

井ノ原 真人(いのはら まさと)CV:神奈 延年 “憎めない筋肉馬鹿一直線”

筋肉馬鹿。己を鍛え上げる事に命を懸けており、現在はバトルこそ生きがい。謙吾とはライバル同士で犬猿の仲。そのケンカは恭介以外に止める事はできない程である。『リトルバスターズ』内ではボケ担当。

宮沢 謙吾(みやざわ けんご)CV:織田 優成 “最強の男児にして真人のライバル”

幼い頃から毎日欠かさず剣道の稽古に励んでいる、真人とは違うベクトルのバカ。クールを装っているが、キレやすく直情的。他のメンバーにはない、どこかシニカルな思考の持ち主。

棗 鈴(なつめ りん)CV:田宮 トモエ “なかなか人に懐かない気高き仔猫(こねこ)”

幼なじみの一人で、恭介の妹。兄の庇護(ひご)の元、育ってきたので、人との付き合いが苦手。口下手で口より先に行動してしまう事が多い。そのため、同性の友人がいなかった。ツッコミにハイキックを使う。

神北 小毬(かみきた こまり)CV:やなせ なつみ “ほんわりきゅーとなメルヘン少女”

絵本と童話とお菓子が大好きな少女。うっかりおっちょこちょいで自爆しては半べそをかく事がよくある。“ステキなもの”や“幸せになれる事”を常に探して生きている。能天気でぽやーっとした性格。

三枝 葉留佳(さいぐさ はるか)CV:すずきけいこ “お気楽 極楽 騒がし乙女”

主人公とは別のクラスの生徒だが、何故かいつも主人公のクラスにいる。いつも周りを騒がせて楽しんでいるが、墓穴を掘っていることも多々。基本的にあんまり難しく考えないで行動する子。

能美 クドリャフカ(のうみ くどりゃふか) CV:金子 明美 “えきぞちっく(自称)なマスコット”

帰国子女だが、日本びいきの祖父の影響でものすごく日本的。それを気にして無理やり英語でしゃべろうとしている。実は年下。周囲からマスコット的存在として愛され(弄られ)ている。 愛称は“クド”。

来ヶ谷 唯湖(くるがや ゆいこ)CV:田中 涼子 “ちょっぴりお茶目な姉御肌”

“姉御”という呼称が良く似合う主人公の同級生。周りからは、その尊大な物腰と、先読みの鋭すぎな部分から頼りにされている。可愛い女の子が大好き。

西園 美魚(にしぞの みお)CV:荒井 悠美 “日傘を差した物静かな天然素材”

休み時間には一人で本を読んでいる大人しい印象の女の子。真面目で一生懸命な性格だが、思い込むと変な方向へ突っ走ってしまう事が多い。外出時には、いつも日傘を差している。

笹瀬川 佐々美(ささせがわ ささみ)CV:田宮 トモエ “唯我独尊の女王猫”

ソフトボール部のホープでいつも取り巻きを連れて行動している気位の高い女の子。何故か鈴をライバル視している。早口言葉のような名前は発音時によくかまれる事が多い。

二木 佳奈多(ふたき かなた)CV:すずきけいこ “素っ気無し 愛想無し 配慮無しの風紀委員

学園の風紀委員長を勤める女生徒。融通の利かない無愛想な性格で、冷めたセリフを次々と言い放つ。“風紀を乱す”生徒を執拗(しつよう)に敵対視している。

朱鷺戸 沙耶(ときど さや)CV:櫻井 浩美 “ボケまくりの完全無敵少女”

表の顔は容姿端麗なクラスの人気者。裏の顔は、この学校に隠されている“秘宝”を狙い、夜な夜な校舎を徘徊(はいかい)し、それを守る闇の執行部と戦うナゾの少女。

☆ストーリー
幼い日に両親を失い深く落胆していた主人公、直枝理樹正義の味方リトルバスターズ”と名乗る少年たち4人(棗恭介、棗鈴、井ノ原真人、宮沢 謙吾)に出会い、つるむようになった。彼らに引きずられるように手をひかれ、色々な遊びに参加していく。理樹はそんな彼らとの騒がしい日々に戸惑いながらも、楽しんでいた。そんなお祭り騒ぎの日々を過ごしていく内に、いつの間にか理樹はあの辛かった心の痛みを忘れさることができた。「いつまでもこんな時間が続けばいい」理樹はそれだけを願っていた。

月日がたち、理樹達の友情は変わらず続いていたが、進学や就職…将来のことを考えなければいけない歳になっていた。そんなある日、理樹は「ねぇ、昔みたいに、みんなで何かしない?」と持ちかける。そして、恭介の提案により野球チーム“リトルバスターズ”を作ることを決する。

☆ミニゲーム
どのミニゲームも奥が深く、よく作りこまれたミニゲームとなっており、ミニゲームだけでも十分楽しむことができます。また、本作のPS Vita版ではタッチスクリーンでのプレイも可能で、直感的に扱えるようになり、爽快感も増しています。

くにおもしろかったのは、野球練習です。投手の投げてくるボールを打ち続けます。バッターをドラッグすることで打撃ポジションを動かし、投球に合わせてドロップすることでバッドを振ります。タッチスクリーンによる爽快感と、単純に見えて意外と奥深い作りこみに、はまってしまうこと間違いなしです。ほかにもたくさんのミニゲームが作られており、どれも面白くプレイヤーを飽きさせません。

☆このゲームをプレイしてみた感想

メチャクチャおもしろく、感動できるゲーム
ストーリーの前半に連発するシュールだったり、ハイテンションなギャグでは腹筋がちぎれるぐらい笑い、終盤のシリアスシーンでは涙腺がちぎれるくらい泣き、最後のエンディングでは驚がくと感動と幸福感で一気に満たされる。そんなゲームでした。登場キャラクターもみんな特徴的で可愛いく、リトルバスターズとつるんでるだけで楽しすぎる! “友情”をテーマに作られた本作品、幸せな学園生活を楽しみながら心をつなげていく素晴らしい青春ゲームだと思います。

また、各所に散りばめられたギャグやミニゲームも楽しく、恋愛アドベンチャーゲーム初心者にも飽きない作りになっており、とっかかりやすいです。グラフィックも美麗になり、タッチ操作も快適だし、かなりの良移植なので以前プレイした人にもお勧めです。

最後に音楽ですが名曲のオープニングテーマ“Little Busters!”に加え、“Alicemagic”など名曲ぞろいです。恋愛アドベンチャーゲームが好きな方、学園コメディが好きな方、とにかく感動したい方、青春を思い出したい方、すべての人にお勧めなこのゲーム。ガチでマジでおすすめです!

最後におきに入りのキャラクター、能美クドリャフカ! かわいいです!!

タイトル:リトルバスターズ!Converted Edition

機種:PS Vita

ジャンル:恋愛アドベンチャー
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(ゲームレビュアー:rinarina)