テレビ東京ガイアの夜明け』がローカル線特集を放送。廃止されたJR西日本三江線をはじめ、多くの赤字路線を抱えるJR北海道、公募の新社長が就任した平成筑豊鉄道を取り上げます。

三江線廃止の半年前から密着

2018年5月1日(火)放送の経済ドキュメンタリー番組『ガイアの夜明け』では、「どうなる? ニッポンローカル線」と題し、廃止されたJR西日本三江線や、多くの赤字路線を抱えるJR北海道などが取り上げられます。

同番組は2018年4月から、「探しに行こう! 夜明けの先にある、光を」という新フレーズを掲げて放送中。骨太なテーマ設定と、問題提起のスタンスを軸に、世の中を変えようとする企業の挑戦や、その試行錯誤の意義を伝えるといいます。

2018年3月をもって全線が廃止されたJR三江線。番組はその半年前から取材に入り、廃線後も地域の“足”を守ろうと奮闘する沿線自治体や、廃線の日を迎えるまでの地域住民の姿を追います。

JR北海道は2016年、同社単独での維持が困難な線区を公表。鉄路の存廃に揺れる沿線地域とJR北海道を通して、番組ではローカル線の今後のあり方を考えます。

福岡県内を走る第三セクター鉄道、平成筑豊鉄道は民間から社長を公募しました。90近い応募のなかから選ばれた新社長が、就任後に早速向かったのが地元の高校。親にクルマで送り迎えしてもらっている生徒に列車通学を提案するためです。しかし、生徒からは「不便だから利用しないのではなく、駅が老朽化している上に、日が暮れると真っ暗で怖いから乗らない」という言葉が。番組では新社長の戦略や奮闘を通して、ローカル線生き残りの道を探ります。

ガイアの夜明け』の「どうなる? ニッポンローカル線」は5月1日(火)22時からテレビ東京系で放映される予定です。

【画像】高校生が平成筑豊鉄道の駅を改修

2018年3月31日の営業運転をもって廃止されたJR三江線(画像:テレビ東京)。