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「フレッシュレモンになりたいの」のキャッチフレーズで人気のNMB48・市川美織が、1日にNMB48劇場で卒業公演を行った。
市川は2010年3月にAKB48の研究生として加入し、2013年4月にAKB48とNMB48を兼任、2014年2月にNMB48へ完全移籍。
すでに卒業公演を前にNMB48の地元の大阪と、市川の故郷の埼玉で卒業コンサートを行っているが、このNMB48劇場での卒業公演が、アイドル市川の最後のステージとなった。
■ラストステージは『目撃者』公演
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卒業公演は、市川が所属するチームNの『目撃者』公演。キャプテンの山本彩を中心に構成されたチームNだが、市川と山本は同い年であり、ふたりで協力しあいながらチームを引っ張っていた。
公演では、そんな市川の持ち前の明るいキャラクターでファンを魅了し、終始明るい雰囲気での卒業公演となった。
■全メンバーがレモンの被り物で登場
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本編が終了すると、ファンの代表からアンコールとして「みおりん」コールが巻き起こり、そのアンコールに応え市川が再びステージに戻ってきてくれた。
しかも、市川はレモンの出荷として、ダンボールの中に入ってメンバーに運ばれながらステージに登場するというサプライズ仕様。
アンコールの最後に『永遠より続くように』を全員で歌うのだが、メンバーは市川のキャラクターのレモンの被り物をしてパフォーマンスの披露した。
思わず笑ってしまいそうな光景だったが、これこそが市川の世界観であり、最後まで自分のスタイルで突き進んだ。
■アイドルへの思いも赤裸々に
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公演の途中アイドルになろうとしたキッカケを語る市川。
「元々AKB48が大好きで、アイドルの力を感じるようになってAKB48に支えられていたんですよ。たかみなさん(高橋みなみ)という小さい巨人を見て、小さくても頑張ればみんなを引っ張っていける大きな存在になれると思ったのがキッカケです。
運命かわかりませんけど、こうやって8年間もアイドルを続けられたことは、この運命に従ってよかったと思います」
と振り返った。
■どん底から救ったのはNMB48
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また自身が精神的につらかった時期について明かすシーンも。
「こうやって8年という月日が過ごせたのも3年くらいAKB48で活動していた頃に、NMB48と兼任という形で関わらせてもらうようになって、さらに自分の世界が広がりました。
AKB48に入った頃は前にいたのに、ドンドン後ろに下がっていって、私はレモンしかないと思っていたんですけど、たくさんの方に『レモンを捨てた方がいいよ』とか言われるようになりました。自己紹介でも『フレッシュレモンになりたいの』って一緒に言ってくれる人が少なくなってしまいました。
そんなどん底から救い出してくれたのがNMB48でした」
■レモンババァといじられる存在
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また、NMB48への気持ちと今後の意気込みを彼女らしく語ってくれた。
「NMB48ではファンの方に好かれる方ではなかったと思いますけど、レモンババァとか言って私をいじってくれて、ボケにはつっこみが必要で、それをやってくれたのがNMB48でした。
だから私はNMB48に移籍してきて、メンバー、スタッフの皆さん、応援してくれているすべての人に本当に感謝をしています。まさかAKB48よりNMB48の方が長くなると思ってもいませんでした。
ずっと私の存在を許してくれてありかとうございます。私はNMB48にとってなにかひとつでも役に立った大切な存在になれたでしょうか?これまでなにもできなかった自分がアイドル生活をやりきった気持ちです。
これからは応援してくださった皆さんと市川美織というひとりの存在として楽しいことができたらいいと思います。アイドルとしての市川美織は終わりですけど、市川美織のこれからはまだ長いので泣いている場合じゃないですね」
■卒業公演には市川の父親も
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卒業公演には市川の父親も観覧していた。そんな父親に対し市川は感謝の意を表した。
「パパレモンは私の卒業をニュースで知ったんですよ。本当は家族に支えられているのに、家族にそういう相談するのが恥ずかしいんですよ。
これからアイドルじゃなくなったら給料も下がると思います。厳しい生活を余儀なくされると思いますので、それなのに服ばかり買って怒られてます。卒業したらとりあえず、まずお洋服の整理をします。
まず自立をしてお父さんに頑張っていると見守ってもらいたいです。これからもたくさんお世話になります」
と彼女らしく最後は笑いに包まれながら卒業公演の膜が閉じた。
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