供花

(TW-Creative/iStock/Thinkstock)

新潟県の小学2年生の女児が殺害され、JR越後線の線路内に遺体が遺棄された事件で、事件発生から1週間となる14日、死体遺棄と損壊の疑いで、被害者の自宅近くに住む会社員の男(23)が逮捕された。

容疑者の逮捕に安堵の声があがる中、連日の報道に対して、インターネット上ではある疑問の声が目立つ。

■殺害された後 、列車にひかれる凄惨な事件

事件発生したのは、今月7日22時20分~22時30分ごろ。逮捕された容疑者の男は、新潟市西区青山水道のJR越後線の線路に遺体を遺棄し、列車にひかせた疑いが持たれている。

報道によると、男は死体遺棄と損壊の容疑については認めており、女児の殺害をほのめかす供述もはじめているという。

また、男は事件当日に「体調が優れない」などと行って会社を休んでいたことが判明した他、事件前に、女子中学生を連れ回したとして、別の事件でも書類送検されていた。

■献花台に供えられた手紙が読み上げられる

この凄惨な事件は、ニュース番組やワイドショーで連日報道され、事故現場に設けられた献花台に、多くの人々が花やお菓子、ジュースなどを手向け、手を合わせる映像も放送されている。

その中で、献花台に「たまきちゃんへ(被害者女児の名前)」と、ひらがなで書かれた手紙が、様々なメディアで紹介されている。

亡くなった女児を思い、犯人が逮捕されることを一心に願った内容で、文面から、亡くなった女児と同じくらいの年頃の子が書いたものではないか、とも推測できる。

ニュース番組などでは、その手紙の文面をアナウンサーが読み上げていたり、実際の手紙を撮影した画像や、映像を放送しているメディアも見られた。

■「それは、亡くなった子に宛てたもの」

インターネット上では、献花台に供えられていた手紙が読み上げらる、という報道の在り方に「違和感を感じた」というユーザーからの様々な意見があげられている。

献花台に供えられていた手紙は、「亡くなった女の子に宛てた手紙」であり、報道機関であっても、その内容をテレビで放送することは違うのではないか…といった、批判の声も相次ぐ。

小さな命が、身勝手な男の犯行によって奪われてしまった、悲惨な事件。亡くなった女児の冥福を、心から願う。

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(文/しらべぇ編集部・もやこ

新潟女児殺害「献花台の手紙を読む報道」に違和感 「報道しないであげて」