19日に行われるDFBポカール決勝に向けて、2冠を目指すバイエルンはしっかりと準備を進めているようだ。

 決勝のフランクフルト戦を最後にユップ・ハインケス監督の退任が決っているバイエルン。14日のドイツ紙『ビルト』によると、同監督を慕う元フランス代表MFフランク・リベリーは、なんとしても勝利で恩師を送り出したいようだ。「僕らはユップのためにダブルを達成したいんだ! 昨年の10月から彼は最高の仕事をやってのけた。最後の試合も彼のために勝ちたい。もちろん、僕ら自身のためにもね」と必勝を誓った。

 また、この大一番に懸ける思いがとりわけ強い選手がいる。ドルトムント時代に4度も決勝に進みながら、1度しか優勝を経験していないドイツ代表DFマッツ・フンメルスだ。17日に公開されたドイツメディアスカイスポーツ』とのインタビューで、フンメルスは「敗戦の中には、劇的な形で負けてものも多かった。PK戦や延長戦、2014年にはゴールが取り消されたりね」とこれまでの自身の体験を振り返った。

 それでも、決勝の舞台の素晴らしさは何度でも味わいたいほどだという。「スタジアムの素晴らしい雰囲気のなか、ピッチの中に入っていくんだ。あのベルリンのオリンピア・シュタディオンのね。あれは、とても堪能できる特別なものなんだ」。

 チームは、副主将のドイツ代表FWトーマス・ミュラーウイルス性の胃腸炎で練習を欠席し、オランダ代表FWアリエン・ロッベンもリハビリ中。チームの精神的支柱が欠けるなか、経験豊富なリベリーフンメルスは大きな存在感を発揮することが期待されている。

ハインケス監督(右)のために勝利を誓うリベリー(左)[写真]=Bongarts/Getty Images