奥渋谷エリアに店を構える「CAMELBACK sandwichespresso」は、元寿司職人が同級生と一緒にやっているサンドイッチコーヒーの店。そんな予備知識を持って訪れてみたら、出てきたのは可憐なバゲットサンド。その名も「ブリーチーズ、リンゴ、蜂蜜のハーモニー」。ひと口、頬張れば、シャリッとジューシーリンゴ、濃厚でクリーミーなブリーチーズ、そしてメニュー名にこそ入っていないが、生ハムの芳醇な香りとうまみが次々に広がる。

【写真を見る】「具材の並べ方や重ねる順番など、ちょっとしたことでサンドウィッチの味はガラリと変わります」と成瀬さん

ブリーチーズは白カビのチーズの一種で、カマンベールチーズに近い味わい。カマンベールチーズに比べ、日本ではなじみのないこのチーズをあえて選んだ理由を、サンドイッチを作る成瀬隼人さんは「未知のものとか、苦手なものをすてきだと思えたときってうれしいじゃないですか。そういう感動を伝えたいんです」と話す。

ブリーチーズにとろりとハチミツをかけ、その上に生ハムを重ねる。最後にスススッと薄切りにしたリンゴをのせてバゲットを閉じたら、折り重なる赤色がなんとも可憐なサンドイッチが完成する。流れるような繊細な手つきは、寿司職人としての経験に裏打ちされたものだろう。

店では3種類のバゲットを使い分けているが、このサンドイッチに合わせるのは参宮橋にあるタルイベーカリーのもの。全粒粉由来の酵母を使った生地には少し酸味があり、甘さとしょっぱさが共存する具材全体を見事にまとめている。(東京ウォーカー・東京ウォーカー編集部)

「ブリーチーズ、リンゴ、蜂蜜のハーモニー」864円。果汁たっぷりのリンゴは指定した糖度以上のものしか使わないそう