栗城史多

(画像は栗城史多さん公式Facebookスクリーンショット

登山家栗城史多さんが21、エベレス下山中に遺体で発見された。8度の挑戦に応援のが相次いでいたが、悲劇の結果となってしまった。

さんの訃報には数々の悲しみのが寄せられたが、一方で批判的な意見も寄せられている。

■「まっすぐな生き方」に共感

「冒険の共有」としてインターネット登山の様子を配信していたさん。何度失敗しても標に対して一生懸命に取り組む姿が共感を呼び、多くの人から「勇気をもらえた」「私も頑りたい」など、さんに勇気づけられたとのコメントが寄せられていた。

さんといえば、2012年には「酸素単独」でエベレスト西稜からの登頂中、手の9本の大部分を失ったことも有名だ。賛否両論が相次いだものの、それでもなお前向きに登山と向き合う姿が、さらなる応援のを呼んだのは間違いない。

訃報を受け、ネット上では「まっすぐな生き方、背中を押される言葉、本当にありがとうございました。私も、がんばります」「さん、あなたのいつでも挑戦し続けるマインドにいつもいつもいつもいつも支えられていました。 本当にお疲れ様でした!! 挑戦し続ける大切さ、厳しさ、楽しさを教えてくれて本当にありがとう!」とさんに感謝を伝えるが数多く見受けられた。

■「99.999%死にます。それでも応援できますか」

今回8度となるエベレスト挑戦だが、最難関と言われる南西ルートから挑んでいた。さんの実績から考えれば、このルート選択は謀と摘するもある。

登山ライターである森山一氏は、2017年6月9日自身のブログ

ノーマルルートワインディングロードなら、北や西稜の酸素単独は、トラックがビュンビュン通過する高速道路200kmで逆走するようなもの

(中略)

このままさんが北や西稜にトライを続けて、ルート核心部の8000m以上に本当に突っ込んでしまったら、99.999死にます。それでも応援できますか」

さらに、「最近のさんの行動や発言を見ると、ややバランスを欠いてきているように感じます。功を焦って理をしてしまう可性もあると思う」と警鐘を鳴らしていた。

■「美談にしてはいけない」

さんの「チャレンジ」は多くの人から共感を呼び、スポンサーからのバックアップも受けていた。登山がある種のショービジネスと化していた部分はあるだろう。人々の期待が高まるにつれ、さんに多大なプレッシャーがかかっていたのではないかの懸念するもある。

先述の謀ともいえるルート選択や、さんの死去を「美談」かのように扱う潮に疑問を呈するも見受けられた。

多くの人に勇気を与え、そして一方で物議を醸し続けたさんの冒険。訃報に対して何を思うのかは個人の自由だが、失敗という現実を受け入れる必要があるのはたしかだろう。

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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん

エベレストで死亡の栗城史多さん 「無謀を美談にしてはいけない」と批判の声も