ハリウッドの重鎮モーガン・フリーマンが8人の女性にセクハラ被害を告発された件で、一度謝罪した後に再度声明を発表し、「女性に暴行はしていない」と釈明したという。Deadlineが報じた。

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 現地時間24日にCNNが報じた内容では、8人の女性がモーガンから受けたセクハラ被害を告発。体を触られた、下着に関する不適切なコメントがあったなどの内容が挙げられていたという。

 モーガンは当初、「自分のことを知っている、もしくは一緒に働いたことのある人なら、私が誰かを意図的に不快にさせる、または不安にさせるような人間ではないことを知っています。不快な思いをした人や見下されているように感じた人がいたならば、謝罪します」と短い声明で謝意を表した。

 しかしVISAカードの広告契約が打ち切られ、映画俳優組合賞による功労賞授与が再検討されることになったモーガンは、今回の報道で80年の人生が一瞬にして傷つけられる危険を感じた模様。再び発表した声明では、性的暴行やセクハラ被害者の声を聞く必要があると述べつつ、「恐ろしい事件の性的暴行と、見当外れの褒め言葉やユーモアを同一視するのは正しくありません」とコメントしている。

 モーガンは自分の周囲にいる女性にも男性にも自分が評価していることを知ってもらい、和んでほしいという思いから、「よく女性に冗談を言って褒めますが、自分では軽い気持ちでユーモアがあったと思っていました」と釈明。誤解させて不愉快にさせてしまったことを謝罪しつつ、「私は危険な職場環境を生んだこともなければ、女性を暴行したこともありません。セックスの見返りに仕事や昇進を提供したこともありません」と強調している。

セクハラ疑惑を釈明したモーガン・フリーマン(C)AFLO