400年以上の歴史を誇る国の無形民俗文化財「加治木くも合戦」が、6月17日(日)、姶良市加治木福祉センターにて行われる。

行事による采配にも注目!

「くも合戦」は、戦国時代から安土桃山時代にかけての薩摩国の武将、島津義弘が文禄・慶長の役(1592~1598)に参戦した際、その陣中で兵士を鼓舞するためにコガネグモ(メス)を集めて戦わせたのが始まり。

参加者が持ち寄ったコガネグモを棒上で対戦でさせ、裃と袴を着けた行司が戦いを取り仕切る中、相手にかみついたり、糸をからめたり、振り落としたりしたら勝ちとなる。

毎年、多くの老若男女が参加する「くも合戦」。担当者は「300匹を超えるクモが強さと美しさを競う全国唯一の大会です。400年以上続く伝統行事をぜひご覧ください。」を訴求していた。

戦いの場所である姶良市加治木福祉センターは、JR加治木駅より徒歩約7分。駐車場はあるものの、駐車スペースは少ないようなので、公共交通機関を利用した方が望ましいだろう。入場は無料なので、気軽に足を運んでいただきたい。

戦うクモの魅力にからめ捕られてみてはいかが。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

クモ同士の熱い戦いに注目!