映画『ジャンゴ 繋がれざる者』や『Ray/レイ』のオスカー俳優ジェイミー・フォックスが、トッド・マクファーレン原作のアメコミアンチヒーロースポーン』の再映画化で主演を務めることに決まったという。

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 1997年にもマーク・A・Z・ディッペ監督、マイケルジェイ・ホワイト主演で映画化された『スポーン』。裏切りに遭い殺されたCIA工作員のアル・シモンズが、愛する妻と再会したいがゆえに地獄の使い「スポーン」になる契約を交わす。しかし地上に戻ると妻は自分の親友と再婚しているという現実を突き付けられる。

 怒りと復讐に燃えるスポーンは魔界の寄生生物の外殻で構成されるコスチュームを身にまとい、地獄と天国、地上をひっくるめた戦いに身を投じることになるという。

 Deadlineによると、同作はブラムハウス・ピクチャーズのもと、マクファーレン自らがメガホンを取るとのことだ。脚本も担当するという。マクファーレンはスポーンの誕生秘話を描くつもりはなく、殺伐としたダークな世界を背景に、言葉数の少ないアンチヒーローの姿を見終えた観客が、「人間の姿をしたゴーストなのか、それともゴーストが人間になったのか?」というようなことを考える作品にしたいと語っているという。三部作構想があるとのことだ。

 ジェイミーは5年前に、『スポーン』リメイクの企画を持ってマクファーレンのもとを訪れたとのことで、5年越しの努力がついに報われる形となったようだ。

『スポーン』リメイクで主演を務めるというジェイミー・フォックス(C)AFLO