前の「ブーム」と言われる中、も根強い人気を誇っていますが、保健所や動物愛護施設が保護し、引き取り手が見つからないことなどで殺処分される犬と猫は年間計5万5998匹(2016年度、環境省調べ)にも上ります。そんな中、ペットショップ動物病院などを展開するイオンペット千葉県市川市)の社会貢献活動「LIFE HOUSE」が話題になっています。自治体と協してを引き取り、新たな飼いと結びつける取り組みで、SNS上では「良い試みですね」「いろんなところに広がってほしい」と賛同するが寄せられています。

再び捨てられないよう、厳しく審

LIFE HOUSE」は「保護されたを少しでも多く救い、ペットを捨てない社会を創る」ことを的として、2008年を対スタート2015年からはについても活動を開始しました。保健所や動物愛護施設に保護されたを引き取り、健康チェックや予防注射去勢・避妊手術、病気の治療、しつけなどを行い、希望者へ無料で譲渡します。譲渡時、が再び捨てられないように、希望者の適性についての審があるそうです。

 広報担当の石田智子さんに話を聞きました。

Q.なぜ「LIFE HOUSE」を始めたのですか。

石田さん「『殺処分されるを何とか助けたい』という熱い思いを持った社員が、当時の社長に直談判したことがきっかけです。2008年当時は、年間28万匹近くのが殺処分されており、ペットビジネスに関わるものとして『救える命をひとつでも、できることを一歩から』という理念で始めました」

Q.保護したを譲渡する取り組みにイオンペットが関わる意味は何でしょうか。

石田さん「イオンペットは、さまざまなペット関連サービスを展開しており、引き取りから譲渡、その後まで、トータルサポートできることが強みです。多くの『LIFE HOUSE』が大商業施設内にあり、ペット興味がある人はもちろん、それ以外の人にも活動を知ってもらいやすいことも大きなメリットです。譲渡後も、困ったことがあれば気軽に店舗へ立ち寄って相談できます」

Q.全に12施設があるそうですね。

石田さん「犬と猫、それぞれの専門施設になっています。の『inu. LIFE HOUSE』は埼玉愛知福岡など6拠点、の『neco. LIFE HOUSE』も千葉大阪など6拠点です」

Q.はどのように集め、これまでにどれくらいの譲渡先が見つかりましたか。

石田さん「引き取りは行政機関からのみで、個人や民間団体からは引き取っていません。2018年3月までに、176匹、98匹、計274匹の新しい家族を見つけることができました」

Q.どのような審で譲渡先を選ぶのですか。

石田さん「衝動的に飼い始めて再び捨てられないように、厳しめに審をしています。譲渡の希望を受けると、1カ半~2カ程度をかけて審し、講習会を経て譲渡します。面談には、希望者のご家族全員の参加をお願いしています。審も『住宅状況』『ご家族の年齢』など20以上を確認します。すでにペットがいる場合は、新たに譲渡されるとの相性も確認します。55歳以上の希望者には、自身の身に何かあった場合に、責任を持って面倒を見てくれる後見人の定をお願いしています」

Q.今後、さらに全に事業拡大する予定はありますか。

石田さん「全、特に中部近畿都市を中心に、積極的に活動を広げたいと考えています。現在、殺処分のうち約8割をが占めているので、その傾向に合わせての専用施設を中心に展開していきたいと考えています」

Q.最後に、ペットを飼いたいと思っている人にメッセージを。

石田さん「この10年間で殺処分数は約4分の1に減りましたが、いまだに年間11万匹の行政に収容・保護されています。もしも、保護動物を引き取ろうという気持ちをお持ちでしたら、『LIFE HOUSE』だけでなく全の譲渡活動を行う個人・団体をお訪ねください。行政ホームページでも家族を探しているペットはたくさん載っています。その気持ちを持ち続けて行動してもらえれば、『LIFE HOUSE』としてもうれしいです」(報道チーム

「neco. LIFE HOUSE」では、店外からも猫の様子を見ることができる(イオンペット提供)