GKグローブをつけたメッシ”ことテア・シュテーゲンの台頭で…

 ロシアワールドカップW杯)に出場する各は、親善試合などで本大会開幕に向けた最終調整に入っている。そんななか、ジレンマを抱えているのがドイツだ。前回王者を率いるヨアヒム・レーブ監督は、GKマヌエル・ノイアーバイエルン)をレギュラーに据えることを明言しているが、ベンチへと追いやられたGKマルクアンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)が念さをにじませるコメントを発したという。スペインマルカ」が報じている。

 ドイツは、現地時間2日に行われたオーストリアとの親善試合で1-2と敗れた。調整の一面もあるとはいえ、この敗戦を不安視するも生まれている。だが、それ以上に注されたのは、ゴールマウスを守ったのがノイアーだったことだ。

 ノイアーは昨年、左足中足折などのため戦線を離脱。所属するバイエルンでも、ほぼ出番がないまま今季を終えた。だが、4年前のブラジルW杯では、世界最高のシュートストップ技術と、ディフェンダー顔負けの守備範囲の広さで脅威の存在となり、ドイツの24年ぶりとなる世界一奪還に大きく貢献。レーブ監督もその実績を買い、ロシアW杯でも「ノイアー先発で起用する」と明言した。

 ただし、4年前と異なるのは、そのノイアーを脅かすもう一人の守護が台頭してきたことだ。26歳のテア・シュテーゲンは、2014年バルサに加入すると、昨季から定位置を奪い取った。ノイアー顔負けのセーブを見せると同時に、足元の技術はフィールドプレーヤー級で、今季も試合に出続けて内二冠に貢献している。バルサでの存在感は、スペインでは“GKグローブをつけたメッシ”とも評されるほどだ。


指揮官ノイアー起用発言に胸中を吐露

 そのテア・シュテーゲンは、実績重視のレーブ監督の判断には思うところがあるようだ。

シーズン通じてプレーし続けて、非常に高いレベルを保ち続けた時だけに、失望するシチュエーションであることは確かだよ」

 テア・シュテーゲンは、「もちろんマヌエルの助けになるように行動するよ」と続けている。とはいえ、一つしかない正守護ポジションである。今回W杯に参戦するワールドクラスで、テア・シュテーゲンが最も複雑な思いをベンチで抱えることになるかもしれない。


Football ZONE web編集部)

ドイツ代表GKのノイアー(左)、テア・シュテーゲン(右)【写真:Getty Images】