ポーランド、セネガルの守備の要を挙げるとともに、日本の“フィルター役”にも言及
ロシア・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表は、現地時間8日に行われたスイス戦で0-2と完敗。国内最終戦のガーナ戦に続く連敗に不安ムードが漂うなか、19日にはグループリーグ初戦のコロンビア戦を迎える。その南米の雄のエースと言えばMFハメス・ロドリゲスだが、スペイン紙「AS」コロンビア版はグループH対戦国でマッチアップする中盤を分析。日本の現状もしっかりと把握している。
記事では、「ハメスはコロンビアサッカー界にとってのリーダーで、W杯の攻撃の担当役だ」とその重要性に言及。それもあって「ロシアでハメスを止めに来るだろう、タフな使命を担う役割は誰かを教えよう」とポーランド、セネガル、日本の“マーカー役”に注目している。
ポーランドはMFグジェゴシュ・クリホビアクとDFバルトシュ・ベレシンスキら、セネガルはMFイドリッサ・ゲイエとMFアリウヌ・エンディアイエを挙げる一方で、日本についてはキャプテンの長谷部誠と山口蛍を名指ししている。「ホタル・ヤマグチとマコト・ハセベは19日に行われるサランスクでの初戦でフィルター役となるだろう」と触れ、それぞれの現状をこう記している。
「W杯で背番号16をつけるヤマグチは27歳で、ハノーファーでは足踏みをした。彼のキャリアの大半は母国のセレッソ大阪であって、アジア予選18試合中13試合に出場している」
大島もボランチを担当できる候補の一人と言及
「ハセベはGKカワシマ(35歳)に次ぐ34歳と、2番目の年長で、中盤での経験は重要だ。ドイツサッカーで長年にわたってプレーしており、現在はフランクフルトでプレーしている。また4年前のブラジルW杯、1-4でコロンビアに敗れた際のスタメンだった選手だ」
また、日本にとっての新たなゲームメーカー候補、MF大島僚太についても「国内リーグで活躍を見せているリョウタ・オオシマも、このポジションを担当できる候補の一人だ」と触れている。
ボランチを務められる柴崎岳、遠藤航は挙げられていないが、ハメスがマッチアップするだろう主力については織り込み済みの模様。ホセ・ペケルマン監督の下で抜かりない強化に努めてきたチームだけに、メディアとしても相手のキーマンをしっかりと把握しているのは確かだ。
(Football ZONE web編集部)
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