男女関係は実に繊細なものではあるが、相手から「性的暴行被害を受けた」と嘘の申し立てをされると人生は大きく狂わされる。このほどイギリスで交際していた男性に別れを告げられたことから逆上し、ヨリを戻したいがために18歳の女がとんでもない行動に出た。『Metro』『The Sun』などが伝えている。

ウィルトシャー州サウスウィックに住むハンナ・サンドーヴァー(18歳)は、同い年の男性と1年ほど交際した挙句、破局を迎えた。

しかしこれに逆上したハンナは、同州にある史跡“ウエストバリー・ホワイトホース”へ友人らと向かう途中で「水筒の水に薬物を入れられて、車の後部座席で元カレに性的暴行を受けた」と友人に嘘をついた。これを聞いた友人は2017年10月に警察に通報、ハンナは警察の陳述書にも「飲んだ水に何か入れられたと思う。無理やり性的暴行を受けた。止めるように何度も言った」と虚偽の申し立てを行った。男性はその後、警察で事情聴取のために5時間半に及び拘束され、薬物反応を調べるための検査も強いられた。

一方でハンナは警察や弁護士にも嘘をつき続け、「腹痛を和らげるために後部座席で体を伸ばしていたら急に元カレが襲いかかって来た。助手席には友人が座っていたが、ヘッドフォンで音楽を聴いていたので気付いていなかった」と供述した。しかしハンナの体内から薬物反応が出なかったことから、結果的には元カレに薬を飲まされていなかったことを告白。その後ハンナの家族も揃って事情聴取を受け、最終的にハンナは供述が全て嘘であること、元カレとは合意のもとで性行為に及んだことを認めた。

6月8日ソールベリー治安裁判所で警察の時間を無駄にした罪を認めたハンナには、4か月の執行猶予付き判決が言い渡された。また今後2年間は男性への連絡を禁止され、200ポンド(約29,000円)の賠償金支払いと15日間のリハビリ活動を命じられた。ハンナの弁護士は、「被告は嘘をついていることを認めるのが怖かったようだ。話をした友人はひとりだけであり、被告自身は警察沙汰になることを意図していなかった。健康上問題を抱えていた被告が、初めて交際した相手に去られどうしていいかわからずパニックになったと思われる。今は自分のしたことを後悔している」と擁護したが、検察官は「元恋人とヨリを戻したいがための犯行だったようだが、被害者の男性は今回の件で長時間警察に拘束され、今後女性への接し方についてすっかり自信をなくしてしまっている。被告は何度も真実を告げるチャンスがあったにもかかわらず、それをしなかった。しかし被告は初犯で年齢が若いこともあり、今回の判決に至ったことは非常に幸運といえよう」と述べた。

このニュースを知った人からは、「この女のしたことは、本当に性的被害を受けた人たちへの侮辱に他ならない」「男がなんでこの女のもとを去ったかわかる」「身勝手な思いで他人の人生を狂わす女なんて刑務所行きが妥当だろう」「こんなふうに、いったい何人の男性が嘘の被害報告をされていることだろうね」「最低だな。自分を恥じろ」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年6月10日付「Teenager fined £200 after she lied about her ex-boyfriend raping her」(Picture: Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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