中国では愛国心を持つよう叫ばれる一方で、実際には他国へ移民する富裕層は非常に数多く存在する。中国では以前は北米やオーストラリアなどが人気の移民先であったが、近年ではアジア圏も人気となっているようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、「日本に移民した人の国籍を見て見ると、最も多かったのは中国人だった」と紹介する記事を掲載し、日本における移民について紹介している。

 記事はまず、経済協力開発機構(OECD)加盟国の統計を引用し、2015年に日本に移民した外国人の数は前年比5万5000人増の約39万人だったことを紹介、その数はドイツ、米国、英国に次いで世界第4位の規模だったと伝えた。また、日本では近年移民の数が急激に増えていて、今や日本は移民大国となっていることを伝え、移民者に対して日本語を教える支援が早急に求められていると分析した。

 では、日本にやってくる移民はどの国の出身者が多いのだろうか。記事は、1万人を超えている国・地域を順番に紹介している。1位は中国、2位がベトナム、3位がフィリピン、4位が韓国、5位が米国、6位がタイ、7位がインドネシア、8位がネパール、9位が台湾となっていると紹介し、中国人にとって日本は非常に人気のある移民先となっていると伝えた。

 記事が指摘しているとおり、近年は日本で働く外国人の姿を至る所で目にするようになった。少子高齢化が進む日本は外国人労働者に依存し始めている。日本は今後ますます少子高齢化が進んでいくことが予想され、中国人を含め、多くの外国人が日本に移民してくることになるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本はもはや移民大国だ! そしてもっとも多い移民者は中国人だ=中国メディア