気になるアパートやマンションにスマートフォンをかざすだけで、その物件の室や賃を簡単に調べられる「かざして検索」について、アプリの開発元に取材した。

“かざすだけ”の新しい部屋探しが登場

株式会社LIFULLは、運営する不動産情報サイトLIFULL HOME’S」のスマホアプリに、拡張現実AR)を活用した新しいお部屋探し機「かざして検索」を追加した。

AR対応のスマホカメラ並みや建物にかざすだけで、写っているマンションやアパート室や売り物件を手軽に探せる新機だ。

例えば、散歩中ににとまったマンションにカメラをかざして、室があれば間取りや賃をチェックするなど、住みたいや気になるエリアの物件情報をスピーディに直感的に探せるという。

エリアは全で、対物件数は約100万件。

5月24日iOS版提供スタート6月11日にはAndroid版リリースした。

「わくわくしながら部屋探しを」と開発

開発のキッカケは、町の空気などを感じて「ワクワクしながら部屋探しをしてほしかった」からだという。

歩くのが好きで、仕事帰りや出かけた帰りに散歩する時があります。

商店が充実していたり、が多いを歩いた時に「ここに住むなら賃がいくらぐらいかな?」「例えばこのマンションならいくらだろう?」と考えることがありました。

今の不動産物件検索サービスはどこも横並びで、使いやすいながらも退屈な部分があるので、住みたい場所から直観的に見つけるサービスを作りたいと思いました。

アプリ部門リーダー

なんども試行錯誤し開発

サービスの実現にあたり、「カメラに映った映像からAIで建物を判別し、現在情報カメラの向きからその建物の存在位置を推定する技術」や「物件情報データベースからその建物と周辺の建物を検索する技術」などを独自開発した。

これら一連の技術は、現在特許出願中だという。

発想からサービス提供まで、どれくらいの時間をかけたのか。

発想自体はかなり前々からありましたが、実現手段が分からずにいました。

「こうすれば実現できるのではないか?」となってからですと、3カ程度になります。

(開発メンバー

これほどの高度な技術を開発するのは、大変だったのではないか。

何度も試行錯誤しながら、「実現するためにはどの技術を使うべきか?」「今後の展開も考えると…」と、通常の開発よりも難易度はかなり高かったように思います。

「建物を検知する学習モデル」については、めている精度のものがいつ出来上がるのか?どうすればめているものになるのか?というのがかなりの期間、未知数な状態でした。

(開発のメンバー

提供:LIFULL「開発風景」

提供LIFULL「開発チーム

使いやすさや使い心地を追及

開発にあたっては、実際の利用シーンに合った「建物」を検知できるように画像を選定。

一見すると、アプリ側で「建物がある位置を推定する」のは過剰な機のように感じるかもしれないが、それがなければ出来ない体験にこだわったという。

また、技術的に難しいアプリだというが、ユーザーには簡単に使えるように工夫した。細かいアニメーションや触り心地などをとことん追及したという。

提供:LIFULL「開発風景」

提供LIFULL「開発チーム

待ってました、便利など反響

5月24日iOS版の提供スタートしたところ、大きな反があったという。

おかげさまで発表以降、「すごい」「待ってました」「これは便利」など、多数の応援のをいただいています。

(広報担当者)

同社は不動産会社ではないので、実際に契約が発生したかどうかは確実には把握できないが、「かざして検索」経由で不動産会社への問い合わせも発生しているそうだ。

「もっと気軽に、ワクワク住まい探しを」

住まい探しは進学、就職、結婚出産などを機に必要に迫られてするケースが多い。

しかし、「それだけではなく、『あのマンションよさそう』とか『この辺りに住んだらどうだろう」とか、そんな小さな思いつきをキッカケに、もっと気軽にワクワクしながら住まい探しをして欲しい」という思いを、同機に込めているという。

住まい探しは住むを探すことでもあります。

この機をつかって、PCスマートフォンの前ではなく、実際に自分が住んでみたいに足を運んで、その空気を感じながらお部屋を探していただけたら、引っ越し後の生活もさらに楽しくなるのではないでしょうか。

(広報担当者)

【取材】“スマホをかざすだけ”で街で見かけた物件の空室や家賃を調べられるアプリが誕生