葬儀

(akiyoko/iStock/Thinkstock/画像はイメージです)

大切な人の死に直面したとき、「もう一度だけ会いたい」と、誰もが心の中で思ってしまうのではないだろうか。

そんな「亡くなったはずの人物と、この世で対面を果たす」という、世にも奇妙な出来事が報じられ、インターネット上で話題になっている。

■昨年6月に亡くなった、1人の男性

昨年6月、東京都葛飾区江戸川にて、身元不明の男性が意識不明の状態で見つかり、その後、搬送先の病院で死去した。

警視庁は、3日前に行方不明届けが出されていた、40代の男性と遺体の特徴がよく似ていたことから、男性の妻ら親族3人に、遺体を確認してもらった。すると、妻らは「間違いない」と、遺体が行方不明になっていた夫であると認めたという。

その後、男性の遺体は火葬され、およそ1年の月日が流れたある日、警視庁に衝撃的な報告が寄せられることに。

■火葬したはずの夫が…「帰ってきた!」

今月6日、およそ1年前に男性の遺体を引き取った家族から「夫が帰ってきた」との届け出があった。病院で死去し、火葬されたはずの人物がなぜ…? 

報道によると、男性の身元の確認は「家族に顔を見て判断してもらった」だけで、指紋やDNA型の照合は行っておらず、警視庁が「遺体の身元を過って判断し、家族に引き渡していた」ことが発覚。

それにより、「亡くなったはずの夫が帰ってきた」という不思議な出来事が起きてしまったという。

遺体から採取していたDNA型から、遺体は別の30代の男性であると判明。直後にその男性の家族から行方不明届も出され、現在遺骨を引き渡す手続きが行われているという。

■「ふつうに怖い」との声が続出

報道を受けて、インターネット上には「怖い」「ホラーだ」との声が続出している。

・「世にも奇妙な…」みたいな展開。しかし家族が目視で確認したんだったら残念な取り違えだな。にしても遺族にしてみたら葬儀とか墓のこととか,それなりに費用も支払ったかもしれない。「間違えました~」では済まないよな

お化けだと思われたかもしれないですね

・妻、びっくりしたでしょうね。その後、うれしかったのか、悲しかったのか…

・帰ってきた旦那と会った瞬間の恐怖。見間違えだと知った時の恐怖…

「Yahoo! ニュース」のコメント欄には、「突然帰ってきた夫と対面した妻は、きっととても怖い思いをしたはず…」といったコメントが目立つ。「幽霊が出た」と思われたとしても、まったく不思議ではない状況である。

■「行方不明だった男性」に言及する人も

また、約1年もの間行方不明となっていた男性に対して、多くの謎が浮かび上がる。

・家族は気が動転してご遺体をよく見ていなかったのかもしれない。これはあり得るが、行方不明の夫よ、あんさんが連絡せえへんかったからやで

・遺品の整理を始めていたりしてしまっていたわけでしょう? 財産の整理とかもどうしていたのかな。銀行口座が凍結して、家族が面倒な手続きをするでしょうに、当人はお金をどうしていたのか。カードを持って出ていたならお金が引き出せないとか言う困ったことにもなっただろうし。どうやって一年過ごしていたのやら

「生きていたのなら、連絡をよこすべき」という声も然り、「亡くなったとされていたのに、1年間どうやって生活していたのだろう」と、思考を巡らせる人も。

この男性が家族の元へ帰って来られなかったら、どうなっていたのか…再発防止策が求められる。

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(文/しらべぇ編集部・もやこ

1年前に死去し、火葬したはずの夫が…生きていた! 「嬉しいのか怖いのか…」