色や形、迫の臨場感など花火を楽しむ基準は人それぞれ。だが日本では伝統の花火競技大会があり、そこには花火が打ち上がって消えるまで良し悪しを判断するさまざまな審ポイントが存在する。今回は花火の見方が変わるチェックポイントを一部紹介しよう。

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■ 「玉の座り」「」「肩」「消え口」

まず、評価される花火とは、「玉の座り」「」「肩」「消え口」が良いものとされている。

玉の座りが良いというのは、打ち上げられた玉がちょうど昇りつめたときに開くこと。が良いというのは、玉の大きさに見合った広がりでん丸に開くこと。肩が良いというのは、飛び散る放射線状にっ直ぐ飛んで円形に広がること。そして、消え口が良いというのは、開いたすべての先端が一斉にパッと消えることだ。

業界用をさりげなく使えると、いかにも通っぽく聞こえるもの。「玉の座り」「」「肩」「消え口」の4つの意味をふまえて、打ち上がる花火を自分なりに採点してみるのも一だ。

ちなみに、花火の競技大会として著名な「全国花火競技大会 大曲の花火」(秋田県大仙大曲)は、花火の部と花火の部とに分かれ、後者は10号玉(尺玉)と創造花火によって審される。

この大会では、まず打ち上げ高度が出ているか、の開き方がそろっているか、消え方がそろっているかをチェック。加えて「10号割物」ではきれいな球形に開いているか、「創造花火」では花火が開いたときに音とのバランスがとれているかを審し、さらにストーリー性や新技術・アイデアなどが評価されるそうだ。

■ 抜けたり泳いだりするNG

良い花火の基準が業界用で表現されているのと同様に、あまり良くない花火ポイントも独特の言い回しがされている。それが「抜け」「が泳ぐ」という表現だ。

花火玉の中の「」と呼ばれる火が一部、うまく点火せずにく抜けてしまうことを「抜け」と言う。また、円に広がらなければならないの軌跡がふらついているものは「が泳ぐ」と言われ、これも花火としてはNGだ。

良い点も悪い点も細かくこだわって審するプロ線で鑑賞すれば、なじみの花火大会もいつもと違った見え方になるかもしれない。(東京ウォーカー(全版)・ウォーカープラス編集部)

全国花火競技大会の花火