グループHで唯一「7点台」不在の日本

 ロシアワールドカップ(W杯)開幕を目前に控え、英サッカーデータサイト「whoscored.com」デジタルマガジン版が出場全32カ国の展望を行い、世界中から集めたデータを基に独自の指標で出場32カ国の全選手を10点満点で採点。各国の評価トップ3選手を選出している。

 日本で最も点数が高かったのは6.89でDF酒井宏樹マルセイユ)。次いで6.86でDF吉田麻也サウサンプトン)、6.81でMF香川真司ドルトムント)がそれに続いた。

 一方、グループHの対戦国に在籍する選手たちの評価トップ3を並べると、コロンビア は7.63のMFハメス・ロドリゲスバイエルン・ミュンヘン)を筆頭に、7.45でDFフランク・ファブラ(ボカ・ジュニアーズ)、7.36でMFウィルマル・バリオス(ボカ・ジュニアーズ)と、軒並み高い評価となっている。

 セネガルは、DFサリク・サネ(ハノーファー)が7.34、FWサディオ・マネリバプール)が7.27、DFカリドゥ・クリバリ(ナポリ)は7.04。

 ポーランドは、FWロベルト・レバンドフスキバイエルン)が7.49でチームトップ。MFウカシュ・ピシュチェク(ドルトムント)が7.19、DFチアゴ・チョネク(スパル)が7.16で続く。

 このグループHの各国トップ3は、ズラリと7点台が並ぶ。だが、日本には7点を超える選手が一人もいなかった。この数値を見る限りでは、日本はグループHで圧倒的に個の力で劣勢を強いられることになる。それを補う組織力の高さをピッチ上で発揮しなければ、厳しい結果が待っているのかもしれない。

 ちなみにW杯出場全選手で最も高い評価を得たのは、8.95でブラジルのFWネイマール(PSG)。次いで、アルゼンチンのFWリオネル・メッシバルセロナ)が8.68となっている。


Football ZONE web編集部)

H組各国1位の(左から)レバンドフスキ、ハメス・ロドリゲス、サリフ・サネ、酒井宏樹【写真:Getty Images】