中国メディア・今日頭条は13日、「人類の進歩に影響を与えた日本の発明」として、20世紀に日本人や日本企業が世界に先駆けて発明、ないしは、実用化したものを列挙する記事を掲載した。

 記事はまず、1950年代から70年代にかけて発明したものとして、インスタントラーメン、電気炊飯器、カラオケ、家庭用ビデオシステム、新幹線、ポケット電卓、ウォークマン、モーターボートなどを紹介した。

 続いて、1980年代から90年代にかけての発明品として、自撮り棒、自動車ナビゲーションシステム、3Dプリント技術、LED照明を挙げている。3Dプリント技術は本格的な実用化こそここ数年の話だが、記事は80年代の最も早い時期に日本人の小玉秀男氏が3Dプリント技術の原型ともいえる「光造形法」を発明したことを紹介した。

 これまで取り上げられてきたのは、戦後の日本が高度成長を遂げ、成熟した技術を持つに至るまでの間に発明、開発され、人びとの生活をポジティブなものに変えたものがほとんどだ。記事はその一方で、「日本が最初に作ったが、結果的に日本を敗北に導く要因になったもの」を挙げている。

 それは、1922年に日本で誕生した世界初の正規空母「鳳翔」だ。記事は「これは世界初の正規空母だが、その後米国海軍が広く空母を用いて軍事力を強化し、反ファシズム戦争への勝利を促す結果となった」と説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

その後の人類に影響を与えるものを、次から次と発明してきた日本人=中国メディア