至学館大学レスリング部の栄和人監督が、憔悴しきった様子でを震わせながら会見した。レスリング調選手や田南部コーチパワハラをしていた問題では「コミュニケーション不足」が原因だったとし、パワハラには触れなかった。これに対し、立川志らくさん、テリー伊藤さんは「コミュニケーションじゃないでしょ」とって批判した。

「体調も芳しくなく...」

監督2018年6月14日全日本選抜選手権が開かれている東京・駒沢体育館で姿を見せ、「調選手と田南部コーチに深くお詫びしたい」と述べると、用意してきた書面を読み上げた。

日本レスリング協会の第三者委員会と内閣府の双方によるパワハラ認定を「摯に受け止める」とし、関係各所や民に謝罪。また、

「今後二度とこのようなことを起こさないよう、常に他人に敬意をもって接することを心掛けたいと思います。協会が実施する善策プログラムに沿って、一導者として日々精進したいと思います」

と述べた。

パワハラ問題の発覚後、しばらく姿を見せてこなかったことについて、

「体調も芳しくなく、協会から裁定を受ける身であったため、協会理事会や大会等の公式行事の出席、およびの場での発言を自粛しておりました」

と説明している。

監督は終始うつむき加減。弱々しいで、憔悴しきった様子だった。特にを震わせたのは「至学館大の監督として他の選手たちにどう説明したか」を問われた時だ。3月の「パワハラ反論会見」で栄氏を擁護した郁子学長に触れ、加者ながら、

「正直、学長から、『監督全員があなたの導受けたいと言ってるよ』という言葉を聞いた時、私は選手の前で、本当にこの子たちをどうにかしてあげたいと、調選手と田南部コーチに対して本当に心から申し訳ない気持ちを持ちつつ、この子たちもどうにかしてあげたいという思いで、選手の前で涙が出てきました」

と話していた。

「コミュニケーション不足ではないでしょ」

パワハラ認定を受けたことについては

「当時私自身がどういったこと言ったかは覚えておりません」

と自身の言動は分からないとしながら、

コミュニケーション不足が生んだことが、このような事態になったかなと深く反しております」

と、原因をコミュニケーション不足にめていた。

こうした認識は批判を浴びた。14日の「ビビット」(TBS系)でタレントテリー伊藤さんは「コミュニケーション不足という言い方をしたが、コミュニケーション不足ではないですよね。一方的に立場を使って好きに言っていたわけだから、そこ反してもらって」と静かに一言。

落語家立川志らくさんは14日の「ひるおび」(TBS系)でいっそう強く糾弾した。

「会見があまりにも遅い。試合があるからと20分に時間を区切ってやっているのは卑怯な感じがする」

と断罪。

「言い訳が多い。第三者委員会が(パワハラと)認めたのに『コミュニケーション不足』と。コミュニケーション不足じゃないだろ、明らかに相手が不快に思ったわけ。これ冗談じゃない」

と認識の甘さを摘。さらに、

「結局、まだ自分が悪いことをしたとは思ってないんでしょう。今後もこの世界でまだ生きていたいから謝罪した、というにしか受け取れない。結局は悪いと思ってない。本当に悪いと思ったらもう謝りに行っている」

と容赦なかった。

至学館大学の栄和人監督と谷岡郁子学長