テニスの王子様」で知られる許斐剛ワンマンライブ「許パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018~」、通称「おてふぇす」が、去る6月10日神奈川パシフィコ横浜 国立ホールにて開催された。コミックナタリーでは全2演のうち、演の様子をお届けする。

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2016年1月に行われた「許サプライズ LIVE ~一人テニプリフェスタ~」以来、2回となる許ワンマンライブ。前回と同様、今回も「ハッピーメディアクリエイター時々漫画家」を名乗る許が、企画、演出、脚本のすべてを担当した。ライブは「テニプリ Fantastic Bazarテーマ」で幕開け。シルエットキャラクターが次々と映し出され、ファンの期待が高まる中、許ポップアップステージセンターに登場する。そして越前リョーマ丸井ブン太幸村精市不二周助遠山金太郎白石蔵ノ介手塚国光跡部景吾が順にアクセントダンスを披露していく。ライブに登場するキャラクターは、許が描き下ろしたイラストをもとに3DCG制作されたもので、許テニプリキャラたちは見事に息の合ったダンスを踊ってみせた。

1曲は許とリョーマのデュエットによる「future」。これは10年前の2008年に同じくパシフィコ横浜にて行われたアニメテニスの王子様」のイベント100曲マラソン」でもトップバッターを飾った楽曲ということもあり、ファンからは大きな歓が上がった。また許が「今回のライブキャラクターのみんなが歌いたい曲をリクエストしてくれたので楽しみにしていてね」とライブへの期待を煽ると、さらに大きなが上がる。続いて幸村ステージに登場すると、リョーマが「幸村さん、前回のライブ先生の五感、奪いかけてましたよね」と回想。許が「今日せっかくだから、2人で歌っていったら?」と提案すると、2人は照れた仕を見せながらも「last game」を歌唱する。キャラクター同士のデュエットに、観客は大奮。歌い終わった幸村が「ボウヤと全大会決勝で戦った日のことを今でも鮮明に覚えているよ。今日はボウヤと歌えてよかった」と伝えると、リョーマも「こちらこそ、どーもっス」と頭を下げる。そして幸村は「が楽しいときも苦しいときも、立海のみんなとともにテニスをしてきた日々の想いが詰まった曲を聴いてください」と「夢の続き」「夢の続き II」を、メドレーで許とともに歌い上げた。

続いて登場したのは、同じく立海丸井ブン太。「みんなもこの曲を聴けば元気が出るぜ!」と、許と2人で「one two three it's all right!」を拳を振り回しながら元気いっぱいにデュエットした。歌い終わると、許が「U-17(アンダーセブンティーン)の合宿でブン太くんとダブルスを組んだ沖縄の彼が、なんとイカダでこのパシフィコ横浜に来ているらしいよ」と口火を切る。観客が「永四郎ー!」と呼ぶと、今回が許ライブ初登場となる比嘉中木手永四郎が、ミュージカルテニスの王子様」の楽曲である「ダークホース」を歌いながら登場。木手は「今回ライブにこのを呼ぶとは、どういうつもりか知りませんが、ありがとうございます」と許挨拶。そしてブン太と「Side-by-Side」をデュエットし会場を盛り上げた。さらに許が「木手くんの歌いたい曲は何かな?」と振ると、「今回比嘉中のほかのメンバーはこのステージには立っていませんが、先生と会場に来てくれた皆さん、この歌でうちなー魂を感じていただきたい」と「CHU-BA-FIGHTER」をリクエストスクリーンにはほかの比嘉中メンバーが映し出される中、木手と許アップテンポなこのナンバーで会場を盛り上げた。

そしてもう1人、今回のライブが初登場となる氷帝忍足侑士が登場。「今日は呼んでくれておおきに」と挨拶し、忍足が選んだという楽曲「」を許と歌い上げる。また忍足は「もうひとつ歌いたい曲があるんですわ」と「メガネ☆セブン」をリクエスト。これは忍足のほか、手塚国光木手永四郎柳生比呂士金色小春乾貞治越前リョーマからなるユニットによる楽曲だが、7人のうち4人がこの会場にったことから、今回披露することとなった。忍足手塚、木手、リョーマ、そして許メガネを装着し、息の合ったダンスを見せた。

青学(せいがく)オールスターズによる楽曲「Tricolore」のイントロが流れると、そこに登場したのはミュージカルテニスの王子様3rdシーズンより、新青学レギュラーの9人。テニミュキャストアニメの楽曲をカバーするという次元えたサプライズにファンは驚きながらも狂喜する。7月12日から上演される「ミュージカルテニスの王子様3rdシーズン大会 青学vs氷帝」が初演となる新青学メンバー。フレッシュなステージライブを添えた。越前リョーマ役の阿久津にちか)が「許先生、おてふぇす開催、おめでとうございます! そしてたち新青学を呼んでいただきありがとうございます!」とお辞儀すると、許は「こんな大きなステージで緊した?」と気遣いながらも「氷帝演がんばってね」とエールを贈る。すると突然Smile」のイントロが流れ、幸村が登場。「許先生、ちょっとお時間もらってもいいですか?」と断りを入れ、肩に乗せたジャージや上着を落とさないようにさまざまなポーズを取る「幸村ゲーム」を実施する流れに。観客もお題として出された真田弦一郎亜久津仁ポーズを取ってゲームを楽しんだ。

次に許が「忙しい中作ったんだよ」という新曲を初披露。リズムゲーム新テニスの王子様 RisingBeat」のタイトルBGMに、許自身が詞をつけた楽曲「恋のフリックを刻み込め-WaitingRisingBeat-」だ。この日のために制作されたMVには、数々のキャラクターゲーム画面が映し出される中「まだも通っていないは、ないか」「ファンのみんながの原動です」といった許名言も差し込まれた。歌い終えた許が「皆さん、聴き染みのある新曲はいかがでしたか?」と問いかけると、大きな歓が。「今回のライブにあたって、ブシロードさんからリョーマの『RisingBeat』をカバーしてくれないかという話があったんですけど、せっかくだからこの染みのある曲に歌詞をつけたいという逆提案をしたら、快くオッケーをいただいて、この曲ができました」と経緯を明かす。またライブ当日の6月10日17時より、「新テニスの王子様 RisingBeat」にて、許斐剛 featuring 越前リョーマによる「フェスティバル突然に」が配信されることも告知された。

アカペラで始まったのは、「悲しいね…キミが近すぎて」。スクリーンに映し出された不二、木手、ブン太幸村忍足手塚原作イラストから3Dモデルの彼らが登場し、楽曲をしっとりと歌い上げた。続いて四天宝寺中の白石蔵ノ介ポップアップで舞台に現れると、許は1階後ろのから客席を走り抜けてステージへ。「like bored days」を2人でデュエットした後、「フランスの“イケメン”や“パリコレ”と戦う白石くん、カッコよかったよ」と、最近の「新テニスの王子様」の内容について言及しつつ白石をかける。さらに「白石くん、君はもっと強くなれるよ」と続けると、白石は「はすべてのを掴み取る。会場にいるみんなも迷うことはあると思うけど、そんなみんなに届くように」と「go on」を歌唱。最後に許と2人で白石の決めゼリフ「んんーっ絶頂(エクスタシー)!」を披露してみせた。白石入れ替わりステージに現れた不二は「白石フランスと戦ってから、やたらとポーズ取るのが好きになりましたね。も負けてられないな……つばめ返し!」と、対抗して自身の技のポーズを決めてみせる。そして許と「大好き」を、手塚と「たとえば今…」を歌唱。現在ドイツに渡っている手塚は、不二との久しぶりの再会を楽しんでいた。また手塚と許デュエットDecide」では、2人が手からい炎を出す演出も。

次に舞台に登場したのは、氷帝学園の部長跡部景吾。「氷帝コール、いくぞ! アインツヴァイアインツヴァイドライ、フィーア!」と煽ると、会場からは割れんばかりの氷帝コールが。跡部が「パチーン!」と合図をするとコールが鳴り止み、跡部が「あーん、ランウェイじゃねーの」と決めゼリフを放つ。許が「跡部くん、いつになく気合い入ってるね」とをかけると「今日は自分だけじゃなく、新たな氷帝メンバーを呼んでいただきありがとうございます」と礼儀正しく感謝を口にする。そして忍足との入部当初の思い出をると、許跡部忍足について「まさに氷帝太陽と月だね」と感想を述べる場面も。そして跡部リクエストしたのは「俺様の美技に酔いな」。許デュエットし会場を大いに盛り上げた。次に歌われたのは、テニミュでの氷帝学園の楽曲「氷のエンペラーll」。テニミュでの人気曲をアニメ跡部カバーするというだけあって、イントロが流れた間会場からは悲鳴にも近いが沸き起こった。許は「今回のライブは“オールテニプリフェスタ”だから、ぜひ跡部くんにミュージカル氷帝の楽曲『氷のエンペラーll』を歌ってもらいたかったんだ。みんなも、最初で最後かもしれない夢のコラボが聴けたね」と説明。そして「リョーマとは違う線でキミテニプリを引っってくれたから、今この時があるんだよ」と跡部りかけると、「まだまだよりも高い場所に上り詰めてやりますよ。この後も、おてふぇすの美技に酔いな!」と跡部ステージを後にした。

「さあ、まだまだ行くよ!」と許が煽ると、ステージに登場したのは、テニミュ1stシーズンにて立海真田弦一郎役を務めた兼崎健太郎立海ジャージ姿で登場した兼崎は、アニメにおける真田キャラクターソング「KEEP GOING ON!」をカバーし、ここでも2.5次元2次元コラボを見せてくれた。ここで許が発表ごとを行うときの楽曲「サプライズタイム」が流れる。10月26日に発売される新作OVAテニスの王子様 BEST GAMES!! 手塚vs跡部」の予告PVが初開されると、許は「サプライズはまだあります」と、口にする。そして「テニスの王子様」は当初、四天宝寺中・遠山金太郎主人公で、リョーマはそのライバルだったことを説明し、彼を主人公にした「きんテニ」の当時のネームを特別映像開。重なネームファンたちは集中して魅入っていた。そして金太郎が舞台に登場し、「フェスティバル突然に-HATF2018ver.-」を許と歌唱。「フェスティバル突然に」はリョーマが作者である許と会話するような歌詞の楽曲だが、今回の「フェスティバル突然に-HATF2018ver.-」は金太郎と許が会話しているようなバージョン歌詞となっている。また許が「今日せっかくだから、2人の歌を聴かせてもらおうかな」と振り、金太郎とリョーマによるデュエット50/50」も披露された。

「ついに最後のデュエットがやってきました。リョーマ」と許が呼び込むと、「先生、待ちくたびれたっス」とリョーマが舞台に。許とリョーマは、前回のソロライブのために許制作した楽曲「青学テニス部にげるヤッホー」、そして「約束」をデュエットする。リョーマが「先生、19年間たちのことを見守ってくれてありがとうございます。これからもたちは未来に向かってまだまだ突っ走っていきます」と伝えると、許は「頼んだよ、リョーマ、これからもよろしくね」と優しく返答し、「Gather」を歌唱。そして許が「2016年1月16日豊洲PITからはじまったテニプリVRライブはみんなに喜んでもらえるようにまだまだ進化を続けていきます」と強く宣言。「VRだけではなく、アニメミュージカル、それぞれのキャラクターを演じてくれるキャストの皆さん、を持って作品を作ってくださるスタッフの皆さん、そして何よりこうして応援してくださる皆さんのおかげでテニプリはここまで続いてこれました。本当にありがとうございます今日キャラクターたちの想いが聞けたように、マンガの中で彼らは日々成長していきます。これからも『新テニスの王子様』とキャラクターたちの応援をよろしくお願いします」と感謝を述べた。最後に10年前の「100曲マラソン」でも最後に歌われた「We Love TENIPURI」をもとにした新曲「We Love ALL TENIPURI」で幕引き。マンガアニメミュージカル、すべてのジャンルテニプリを伝える内容の歌詞となっており、「おてふぇすっていいな!」とコールする部分では、観客はありったけのテニプリを叫んでいた。

本編が終わると客席からは「ラブラブフェスティバル!」とアンコールを催促するが巻き起こる。再び登場した許は、「ハッピーサマーバレンタイン」を、またテニミュの楽曲である「F・G・K・S」を兼崎健太郎と共にラケットを手に歌唱。「一人テニプリパラダイス」では、テニプリSDキャラ「ハニプリ」姿のキャラクターたちが大集合するMVも流れた。すると許の姿がスモークで見えなくなり、スクリーンの中央に許のハニプリも。許2次元に溶け込んでしまうかのような演出に、ファンは驚きのを上げていた。そして「Love Festival」では、許テニミュ青学メンバーバックダンサーに従える。阿久津演じるリョーマがソロパートを歌唱する場面では、ひときわ大きな援が上がった。

再び「サプライズタイム」が流れると、四天宝寺中・千歳千里原作イラストスクリーンに映し出され、彼が許誕生日を祝うサプライズも。許は「サプライズ返しをされちゃった」と笑いつつ、「最後の曲になりました。19年もの長い間、支えてくれたすべての皆さんへ、テニプリを支えてくれてありがとう」と最後の曲を歌唱。「来年の20周年に向けて、まだまだよりも挑戦を続けていきたいと思っています。これからも『テニスの王子様』、『新テニスの王子様』、愛しキャラクターたちを、どうぞよろしくお願いいたします」と深々とお辞儀をし、2時間40分にもおよぶライブは盛況のうちに幕を閉じた。

「許斐 剛★パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018~」2018年6月10日 パシフィコ横浜 国立大ホール 昼の部 セットリスト

OP.テニプリ Fantastic Bazarテーマ
01.future(許斐剛 with 幸村精市
02.last game幸村精市 with 越前リョーマ
03.夢の続き夢の続き II許斐剛 with 幸村精市
04.one two three it's all right!(許斐剛 with 丸井ブン太
05.Side-by-Side(丸井ブン太 with 木手永四郎
06.CHU-BA-FIGHTER(許斐剛 with 木手永四郎
07.許斐剛 with 忍足侑士
08.メガネ☆セブン許斐剛 with 忍足侑士手塚国光木手永四郎越前リョーマ
09.Tricolore(ミュージカルテニスの王子様3rdシーズン青学レギュラー
10.恋のフリックを刻み込め-WaitingRisingBeat-(許斐剛
11.悲しいね…キミが近すぎて(許斐剛 with 手塚国光不二周助忍足侑士幸村精市丸井ブン太木手永四郎
12.like bored days許斐剛 with 白石蔵ノ介
13.go on(白石蔵ノ介
14.大好き(許斐剛 with 不二周助
15.たとえば今…(手塚国光 with 不二周助
16.Decide許斐剛 with 手塚国光
17.俺様の美技に酔いな許斐剛 with 跡部景吾
18.氷のエンペラーll(跡部景吾
19.KEEP GOING ON!(許斐剛 with 兼崎健太郎
20.フェスティバル突然に-HATF2018ver.- ~ ゴンタクレ(許斐剛 with 遠山金太郎
21.50/50越前リョーマ with 遠山金太郎
22.青学テニス部にげるヤッホー(許斐剛 with 越前リョーマ featuring 青学レギュラー
23.約束許斐剛 with 越前リョーマ
24.Gather(許斐剛
25.We Love ALL TENIPURI(許斐剛
アンコール
26.ハッピーサマーバレンタイン許斐剛
27.F・G・K・S(許斐剛 with 兼崎健太郎
28.一人テニプリパラダイス許斐剛
29.Love Festival(許斐剛 with ミュージカルテニスの王子様3rdシーズン青学レギュラー
30.テニプリを支えてくれてありがとう許斐剛

※本文中のの正式表記は二重

(c)許 剛/集英社 (c)許 剛/集英社NAS新テニスの王子様プロジェクト

「許斐 剛★パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018~」の様子。