ブラジルW杯で日本と対戦したコロンビア代表GKが過去最年長
ロシア・ワールドカップ(W杯)で、最年長出場記録が更新される可能性がある。エジプト代表GKエサム・エルハダリィが出場すれば、前回のブラジルW杯の日本戦に出場したコロンビア代表GKファリド・モンドラゴンの43歳と3日という記録を更新することになる。このエジプト代表GKは大会開幕日の時点で45歳150日。すでに出場した時点で、記録更新が決まっている。
一方で、今回のW杯で最年少出場は更新されない。これまでの記録は、1982年のスペインW杯で北アイルランド代表FWノーマン・ホワイトサイドによる17歳41日だが、今大会の最年少出場選手は、フランス代表の「10番」を背負うFWキリアン・ムバッペや、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドらの19歳だからだ。
また、監督の最年長はウルグアイのオスカル・タバレス監督で、開幕日に71歳103日。これまでの記録が2010年南アフリカ大会でギリシャを率いた当時のオットー・レーハーゲル監督の71歳317日だっただけに、ちょっとした差で記録更新とはいかなかった。
また、最年少は日本とグループリーグで対戦するセネガル代表のアリュー・シセ監督で、42歳82日で開幕を迎える。こちらは、第1回の1930年ウルグアイ大会でアルゼンチンのフアン・ホセ・トラムトーラ監督が27歳にして準優勝の記録を持っているので、おそらく今後も新記録の更新は困難だろう。
“歴代最年長ジャパン”も世界的な流れ
チームごとの平均年齢では、29歳7カ月のコスタリカが最も高く、ついで同5カ月のメキシコ、同4カ月のパナマ、同3カ月のアルゼンチン、29歳ちょうどのエジプトと続く。一方の若いチームは、26歳のナイジェリアに、同1カ月のフランスとイングランド、同7カ月のセルビア、同10カ月のチュニジアと続いた。フランスとイングランドは、前述した19歳の2人以外にも若手の積極的な抜てきが数字にも表れた。
日本は「歴代最年長ジャパン」とも呼ばれる過去最高の平均年齢だが、それでも28歳代前半のため、トップ5には入っていなかった。大会全体での平均年齢も27歳と11カ月で、32チームの出場となった1998年フランス大会以来では最高齢。代表チームの平均年齢が上がっているのは、世界的な流れなのかもしれない。
サッカーは年齢だけでは判断できないものではあるが、いつか日本から最年長や、最年少の記録を更新する選手が出てくるかもしれない。そして、エジプトのエルハダリィに出場機会が訪れるかどうかは、大会全体で一つの注目ポイントになりそうだ。
(Football ZONE web編集部)
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