FIFAランク67位と70位による対戦に

 4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップ(W杯)がいよいよ14日にロシアで開幕する。首都モスクワのルジニキ・スタジアムでの開幕戦は、開催国ロシアサウジアラビアが顔を合わせる。

 開催国ロシアが開幕戦に登場することは決まっていたが、組み合わせ抽選会でその対戦相手に決まったのは、アジア最終予選で日本とも戦ったサウジアラビアだった。しかしこれにより、オープニングマッチは今大会の出場32カ国中、ロシアが70位、サウジアラビアが67位とFIFAランキングでの下位2チームが戦うという驚くべきカードになってしまった。

 データ会社「OPTA」によれば、これまでに両国の直接対決はわずかに一度だけで、1993年6月10日サウジアラビアホームで国際親善試合が行われたのみ。その時は4-2でサウジアラビアが勝利したという成績が残っている。

 大会の盛り上がりにはホスト国の活躍が必要不可欠とされるが、過去を振り返ると2010年南アフリカを除くすべての国が1次リーグを突破している。ロシアソビエト連邦時代には1次リーグ突破を経験しているが、ソ連崩壊後にロシアとして出場した1994年2002年2014年大会はいずれもグループ3位で敗退している。

 また、同社のデータでは2006年大会以来の出場となるサウジアラビアは、W杯での直近10試合で勝利がなく(2分8敗)、初戦の成績も1分3敗と振るわない。さらに、W杯の通算13試合で無失点で終えたのは一度のみとされている。開催国ロシアとしては、ゴールと勝利で大会に盛り上がりを与えるには格好の対戦相手と言えるのかもしれない。

 いずれにせよ、約1カ月間の熱戦の幕を開けるゲームは、世界中から大きな注目を集める。大会2日目には、開幕直前に監督解任という衝撃の事態を迎えたスペインポルトガルによる優勝候補対決も控え、日本代表は19日にコロンビアとの初戦を迎える。今回のロシア大会では、どのようなドラマが待ち受けているのだろうか。


Football ZONE web編集部)

いよいよロシアW杯が開幕する!【写真:Getty Images】