6月14日、4年に1度の“サッカーの祭典”、2018 FIFAワールドカップ ロシアが幕を開ける。開幕に先立ち、サッカーキング編集部員が今大会で注目の11人を選出した。

モハメド・サラーエジプト代表)

生年月日:1992年6月15日(25歳)
身長・体重:175cm・69kg
出身地:バシヨン(エジプト

所属クラブリヴァプールイングランド
ポジション:FW
背番号:10
利き足:左
経歴:アラブコントラクターズ(エジプト)→バーゼル(スイス)→チェルシーイングランド)→フィオレンティーナイタリア)→ローマイタリア)→リヴァプールイングランド

 今シーズン加入したリヴァプールで得点能力が開花。サディオ・マネ、ロベルトフィルミーノとの3トップは欧州屈指の破壊力を誇り、自身はプレミアリーグ記録を更新する通算32得点を叩き出し得点王に輝いた。7大会ぶり3回目の出場となるエジプト代表をさらなる高みへ導けば、リオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウドバロンドール2強時代に終止符を打つ可能性もあるだろう。

クリスティアーノ・ロナウドポルトガル代表)

生年月日:1985年2月5日(33歳)
身長・体重:185cm・80kg
出身地:フンシャルポルトガル

所属クラブレアル・マドリードスペイン
ポジション:FW
背番号:7
利き足:右
経歴:スポルティング(ポルトガル)→マンチェスター・Uイングランド)→レアル・マドリードスペイン

 2年前のUEFA欧州選手権ではエースとしてチームをけん引。ポルトガル代表の初優勝に貢献し、『代表では活躍できない』というイメージを払拭してみせた。年齢も33歳とキャリア晩年に差し掛かっており、今大会が最後のW杯になる可能性も。レアル・マドリードではCL3連覇、個人としても6季連続CL得点王など数々のタイトルを獲得してきた。その輝かしいキャリアに“W杯優勝”のタイトルを加えられるか。

ダビド・デ・ヘアスペイン代表)

生年月日:1990年11月7日(27歳)
身長・体重:192cm・76kg
出身地:マドリードスペイン

所属クラブマンチェスター・Uイングランド
ポジション:GK
背番号:1
利き足:右
経歴:アトレティコ・マドリードスペイン)→マンチェスター・Uイングランド

 抜群の反射神経を生かしたセービングはもちろん、安定感も年々増してきており世界有数のGKに成長した。スペイン代表では2年前のUEFA欧州選手権から正守護神に定着。前回のブラジルW杯では23名のメンバー入りこそ果たしたものの出番なしに終わり、スペイン代表もグループステージ敗退と不完全燃焼に終わった。初めてレギュラーとして臨む今大会でどのようなパフォーマンスを披露するのか注目だ。

アンドレス・イニエスタスペイン代表)

生年月日:1984年5月11日(34歳)
身長・体重:171cm・68kg
出身地:フエンテアルビージャ(スペイン

所属クラブヴィッセル神戸(日本)
ポジション:MF
背番号:6
利き足:右
経歴:バルセロナスペイン)→ヴィッセル神戸(日本)

 南アフリカW杯では値千金の決勝弾をマークして優勝の立役者となった。連覇が期待されたブラジルW杯はまさかのグループステージ敗退に終わり、中心選手として責任を痛感していることだろう。ロシアW杯終了後には代表からの引退を示唆しており、背水の陣で2大会ぶりの栄冠を掴みに行く。ロシアW杯の数カ月後には、その華麗なプレーを日本で見れるという意味でも注目すべき選手の一人だろう。

◆パオロ・ゲレーロ(ペルー代表)

生年月日:1984年1月1日(34歳)
身長・体重:185cm・88kg
出身地:リマ(ペルー)

所属クラブ:フラメンゴ(ブラジル
ポジション:FW
背番号:9
利き足:右
経歴:バイエルンドイツ)→ハンブルガーSV(ドイツ)→コリンチャンス(ブラジル)→フラメンゴ(ブラジル

 ペルー代表の頼れる主将であり絶対的エースだ。南米予選では5得点を挙げ、36年ぶりのW杯出場に尽力した。昨年11月ドーピング違反が見つかり、長期間の出場停止処分が下される事態となったが、結果的に判決が二転三転し出場可能に。ペルー国民にとってはまさに朗報だ。34歳という年齢を考えれば最初で最後のW杯になる可能性もある。世界が注目する大舞台で自慢の決定力を披露したい。

リオネル・メッシアルゼンチン代表)

生年月日:1987年6月24日(30歳)
身長・体重:170cm・72kg
出身地:ロサリオ(アルゼンチン

所属クラブバルセロナスペイン
ポジション:FW
背番号:10
利き足:左
経歴:バルセロナスペイン

 アルゼンチン代表は4年前のブラジルW杯、コパ・アメリカ2015、2016と国際大会の決勝戦でなんと3連敗中。最後の最後で弱さを露呈し続けている。世界最高峰のフットボーラーの一人であるメッシもいまだアルゼンチン代表としての獲得タイトルはゼロ。30歳と脂が乗った時期で迎える今大会は「最後のチャンス」と覚悟を決めており、“4度目の正直”で世界の頂点を狙う。

フィリペ・コウチーニョブラジル代表)

生年月日:1992年6月12日(26歳)
身長・体重:171cm・71kg
出身地:リオ・デ・ジャネイロブラジル

所属クラブバルセロナスペイン
ポジション:MF
背番号:11
利き足:右
経歴:ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)→インテルイタリア)→エスパニョール(スペイン)→インテルイタリア)→リヴァプールイングランド)→バルセロナスペイン

 これまでブラジル代表として思ったような活躍はできずにいたが、2016年のチッチ監督就任から状況が一変。右FWのレギュラーに定着し、南米予選首位通過の原動力となった。今年に入ってからはインサイドハーフに抜擢され、中央から攻撃を組み立てる役割を担っている。複数ポジションをこなし、ドリブル、パス、シュートで違いを生み出せる背番号11は、4大会ぶりの優勝を果たすためのキーマンだ。

マヌエル・ノイアードイツ代表)

生年月日:1986年3月27日(32歳)
身長・体重:193cm・92kg
出身地:ゲルゼンキルヒェン(ドイツ

所属クラブバイエルンドイツ
ポジション:GK
背番号:1
利き足:右
経歴:シャルケドイツ)→バイエルンドイツ

 今シーズン序盤に左足中足骨を骨折し、リハビリに大半の時間を費やすこととなった。ブンデスリーガの出場はわずか3試合にとどまったが、4月以降は実戦形式の練習を重ねてコンディションを上げており、ロシアW杯に臨む23名にも無事に選出された。ドイツ代表はテア・シュテーゲン、トラップと一流GKを揃えているが、ケプケGKコーチは「プランBは検討しない」とノイアーの先発起用を明言している。

マルコ・ロイスドイツ代表)

生年月日:1989年5月31日(29歳)
身長・体重:180cm・75kg
出身地:ドルトムントドイツ

所属クラブドルトムントドイツ
ポジション:FW
背番号:11
利き足:右
経歴:アーレン(ドイツ)→ボルシアMG(ドイツ)→ドルトムントドイツ

 ブラジルW杯では本大会に臨む23名に選出されたが、その直後の国際親善試合で負傷。その2年後のUEFA欧州選手権でも候補メンバー入りを果たしたものの、またしても負傷の影響により本大会出場は叶わず。高い攻撃センスドルトムントで証明済みだが、ようやくドイツ代表の一員としてその才能を示す時がやってきた。W杯史上3カ国目の連覇を狙うドイツ代表にとって、これ以上ない切り札だ。

ハリー・ケインイングランド代表)

生年月日:1993年7月28日(24歳)
身長・体重:188cm・86kg
出身地:ロンドンイングランド

所属クラブトッテナムイングランド
ポジション:FW
背番号:9
利き足:右
経歴:レイトンオリエントイングランド)→ミルウォール(イングランド)→トッテナムイングランド)→ノリッジ(イングランド)→レスターイングランド)→トッテナムイングランド

 ブラジルW杯はグループステージ敗退、UEFA欧州選手権では伏兵アイスランドに黒星と、ここ数年は不本意な結果が続いている。指揮官には47歳のサウスゲートを招聘し、23名の平均年齢は26歳と大幅な若返りを図った。“ヤングイングランド”の命運を握るのは、プレミアリーグで4シーズン連続20得点以上をマークしているこの男。今大会の成績はW杯初見参となるエースゴール数に左右されそうだ。

ロベルト・レヴァンドフスキポーランド代表)

生年月日:1988年8月21日(29歳)
身長・体重:185cm・79kg
出身地:ワルシャワ(ポーランド

所属クラブバイエルンドイツ
ポジション:FW
背番号:9
利き足:右
経歴:ズニチュ・プルシュクフ(ポーランド)→レフ・ポズナン(ポーランド)→ドルトムントドイツ)→バイエルンドイツ

 欧州予選では最多得点記録を更新する10試合16得点と圧巻の決定力を披露。左右両足の高いシュート精度に加え、ヘディングや直接FKなどその得点パターンは多種多様だ。同じグループHの日本代表にとって脅威的な存在であることには間違いない。日本人という視点を一度忘れれば、世界屈指のストライカーが初のW杯でどれだけ得点を奪えるのかという部分も今大会において気になるところ。

ロシアW杯で輝きを放つのは… [写真]=Getty Images