中国釣り人がアップした奇妙な動画が話題となっている。胴体は普通だが、その頭部はまるでイルカインコ、あるいはペンギンにも似ているという。6月12日付の英Daily Mail」が報じている。

イルカインコ? 奇妙すぎる

 謎の魚中国西部釣り上げられた。釣り人はその奇妙な姿に驚き、スマートフォン動画を撮影。ネットアップしたところ、たちまち大きな話題となり、正体をめぐり議論を呼んだという。では速、問題の動画を見てみよう。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/06/post_17187_entry.html

 コンクリートの床に置かれているのは3040cmほどの大きさのだ。胸ビレから尾ビレまでは何の変哲もだが、その頭部が明らかに異様な形をしている。通常ならまっすぐ前方を向いているはずの口が90度曲がって側を向いており、前頭部が大きくり出し、中央ではギョロッとした玉がを睨んでいる。口が時折パクパクと動いており、まだ生きていることがうかがわれる。

 SNSでは「イルカに似ている」「まるでインコだ」とコメントがついている。確かにその頭部はというよりイルカに似ており、「コイイルカハーフだ」という意見にも何となく同意したくなるほど奇妙な見ただ。汚染物質や放射能で奇形を起こしたのではないかという意見も出ている模様。

■正体は奇形のコイか?

 この謎の魚の正体は一体何なのか? 残念ながら動画アップした釣り人は、このを生きたままに戻してしまったというが、中国ネットニュース「新浪看点」は、地元の専門による見解を掲載している。それによると、このコイの一種、おそらくはであり、低酸素環境で起こりやすい奇形の一種ではないかとのこと。

 々もこの謎の魚について、オカルト生物学に詳しい理学博士X氏に尋ねてみた。X氏もコイ科のが奇形を起こしたものではないかと話し、パグヘッドと言われる口吻の奇形ではないかという。このような奇形は自然界のみならず養殖でも見られるといい、遺伝子異常質汚染、水中酸素量や温など様々なことが原因と考えられるという。

 謎の魚は奇形のコイだった可性が高いようだ。イルカインココイハーフではないのか? と尋ねたところ、X氏は難しい顔をして黙り込んでしまった。

■奇形のは「妖怪」?

 ところで、この怪について、X氏は興味深いことを言い出した。

「この顔、なんだか昔の人魚とかアマビエという妖怪に似てませんか?」(X氏)

 アマビエとは、江戸時代に肥後熊本県)に現れたという妖怪で、人魚に似た姿をしているが、口元はくちばし状になっており、首から下は鱗に覆われ、三本足だったという。この妖怪は自らをアマビエと名乗り、今後数年間の豊作を予言し、疫病が流行った際には自分の絵姿を人々に見せよと言い残して再びに帰ったという。

 当時の瓦版の絵を見ると、確かに突き出した口とは今回の奇形に似ている気がする。だが、今回のに三本足はないし、も生えていない。もちろん人を喋ったりもしていない。

 だが、アマビエに限らず、江戸時代人魚現在知られている人魚とは異なり、の体に人間の頭がついているような姿をしていることが多い。もしかすると、今回中国で撮影されたような口吻が短く曲がってしまった奇形のがたまたま釣り上げられ、その姿が噂となって広がり、やがて人魚妖怪モデルになったのかもしれない。

(編集部)

画像:妖怪アマビエ「Wikipedia」より

画像:妖怪アマビエ「Wikipedia」より